iPhoneのAirPlayが途切れる原因は無線LANだったから有線LAN化してみた
アスペイズムたかひとです。おハロんばんなさいませ。
10年くらい前から、知る人ぞ知るiPhoneの「脱獄」などしたり、SIMカードカットなどしてキッズケータイの格安プランをiPhoneで使うなんてことをしておった部類の人間のワタシです。
そして子どもの時分より、「離れたところから何かをワイヤレスで操作する」ということに強い恍惚感がありまして。
Wi-Fi、Bluetooth、赤外線などを使いこなしておもしろいことをするのが好き。
その中でも革命やと思ったのがiPhoneのAirPlay。
AirPlayというのは、音声や映像をWi-FiやBluetoothで飛ばして、離れた場所にあるスピーカーで鳴らしたり、離れた場所にあるテレビやPCに映す「ミラーリング」ができる優れた機能。
使い方は無限大で、仕事のプレゼンでめっちゃ離れたところからiPhoneをリモコンとして使ったり、舞台で音をポン出しする時に場所を選ばないからキューが見やすかったり。
そんなAirPlay機能で恐らく最も重宝されてる使用法は「ゲーム」じゃないかな。
iPhoneのゲームアプリをPCにミラーリングすれば、OBSで良いマイクを使ってアプリを実況したり録画したりできるし、マインドマップアプリならスワイプやピンチインで操作しながらスムーズに解説もできる。
テキストを重ねたり、他の画像や映像を合成したりもできるから、AirPlayってほんまに革命やと思う。
でも、「無線」って、有線に比べて圧倒的に接続が不安定になってしまうのが唯一にして最大の弱点やねんなぁ……。
AirPlayの弱点「途切れる」を有線LAN化で解消
余談はほどほどに、唯一のAirPlayの弱点である「途切れ」を解消したい。
先日、ゲームアプリをミラーリングして実況してたら、後半になるにつれてブツブツ途切れてゲームどころじゃなかった。
プレゼンみたいにほとんど静止画なら問題ないけど、常に動いてる映像となると厳しい。
せっかく家では1Gbpsの光回線を引いてるのに・・・!
ということで、無線がダメなら有線にすればいいじゃない?と思い立ち、調べた。
どうやら、LANポートのないノートパソコンなどにLANポートを増設できるUSB機器があるらしい。
これをiPhoneで使えば、1Gbpsの光回線でAirPlayができるということだから、途切れないんじゃないか?
という予測を立てて実際にやってみたところ、見事に何時間でも一切の途切れなくミラーリングをし続けられたから、記す。
iPhoneを有線LAN化するのに必要なもの2つ
iPhoneを有線LAN化するのに必要なのは以下の2つ
つなぎ方
USB3.0カメラアダプタとイーサネットアダプタを以下の画像のように数珠つなぎにする。

具体的には、
iPhone → USB3.0カメラアダプタ → イーサネットアダプタ → LANケーブル
の順に繋げる。
さらにUSB3.0カメラアダプタのLightning端子に、急速充電器(iPhone SE2なら18W以上の出力)を繋ぐ。
これでiPhoneがイーサネットアダプタを認識する。
設定アプリ内のネット接続に「Ethernet」という表記が出て、有線LAN接続が完了する。(日本語表記では「イーサネット」と出るかも)
注意点
注意点として、バスパワー駆動のUSB機器をiPhoneで使う場合は、ちゃんと専用の急速充電器をiPhoneに繋ぐべし。
もしパソコンやその他の機器のUSB端子とiPhoneをLightningケーブルで繋いでも、電圧や電流が足らずにバスパワー駆動のUSB機器が正常に使えない可能性がけっこうある。
だから、せめて純正の急速充電器をコンセントに挿して使おう。
まとめ
iPhoneをイーサネットアダプタで有線LAN化すれば、AirPlayが絶対に途切れないマンになれる。
仮にキャプチャボードがあったとしても、Lightining – Digital AVアダプタの安定性が微妙だから、個人的にはAirPlayを有線LANで安定させてミラーリングするのをオススメする。
iPhoneでド安定AirPlayミラーリング使いたい人は、ぜひお試しあれ。