どうも、一日18時間寝ると絶好調のたーひとです。
ナルコレプシー(過眠症)という症候群、聞いたことある人もいるかも。
ナルコレプシーは、寝ても寝ても眠くなってしまう症候群のこと。
もっと言うと、意識とは無関係に、嬉しくなったり楽しくなっても意識が遠のくという症状もあったりする。
覚醒状態を維持するための神経がうまく機能せずに、起きてる時に突然意識を失いそうになる障害。
一方で、ナルコレプシー以外に、もう1つの可能性がある。
それがギフテッド2E。
ギフテッド2Eについては下の記事を参照のこと。
▶発達障害と2Eの違いを知ろう~あなたはどっち?
ギフテッド2Eにも、僕みたいに過眠傾向の人が居る。
驚くほどずっと眠かったり睡眠時間が異様に長かったりする。
※正反対のショートスリーパーも居る
睡眠のタイプはそもそも人によってある程度決まっていて、ムリに改善しようとすると逆にリスクになってしまう。
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬を使ってる人も居ると思うけど、薬を使わないと維持できない人生は体にムチ打って自分をいじめてるのと同じ。
※重度のナルコレプシーの場合にモダフィニル系は仕方ない
目先の人生のために判断すると、人生全体で大損するから気をつけよう。
眠気を症状として受け入れて、素直にトコトン寝た方がいい。
そのための時間確保のハウツーを今回はシェアする。
寝まくって頭がスッキリするなら寝まくろう
ナルコレプシーは、どれだけ寝ても眠い。
ギフテッド2Eの過眠傾向は、12時間とか眠ると、頭がスッキリして活動できる。
寝まくって頭がスッキリするタイプの人は、好きなだけ眠ったほうがいい。
好きなだけ寝るなんて現実的にムリでしょ
その「常識を優先する気持ち」が、あなたの人生の質をガタ落ちさせてるかもよ
睡眠は、体力回復よりも主に脳内の情報整理のために行う。
脳の健康を損なうと体の健康が損なわれる。
常識や平均を優先すると、QOL(Quality Of Life)=人生の質が下がるよ。
常識を無視して自分の心身の健康を優先することは、思ってる以上に人生にとって重要。
必要な睡眠時間は記憶力や思考力に比例する
良質な睡眠を取れている前提で考えた時、必要な睡眠時間はその人の記憶力と思考力に比例する。
前の項でも書いた通り、睡眠は脳内の情報整理のためにある。
脳内の情報を整理しきれなかったら、どんどん脳の負担が増えていく。
ずっと記憶と感情が散らかったまま生活をして、新たな情報が蓄積されていくから。
脳の負担が実際に脳の萎縮や炎症になって、認知機能が低下して、泥酔した状態と同じ脳機能になる。
自律神経も乱れて、ホルモンバランスも乱れて、免疫が乱れて、他の心身の病気にもなりやすくなる。
つまり、いろんなことを考えたり思ったり感じたりする人ほど、脳内の情報が多くなって、それを処理するための睡眠時間が長くなる。
あなたの脳はどれだけの情報を抱えてる?
私はそんなにたくさんのこと考えてるつもりはないんだけどずっと眠いなぁ……
自分以外の人の脳内を見たことあるん?
人間って、自分の思考や記憶や感情の量や強さを、自分以外の人間と正確に比較するのってとてもむずかしいよ。
同じ物を見て、同じ音を聴いて、同じ物を触ってても、考えることや感じること、その強さって本当に雲泥の差がある。
それなのに、誰もが「自分は普通」と思ってる。
もし感受性が豊かだったり、記憶に関する長けた能力のある人だったら、自分でその能力を認識してない=脳の負担を自覚してないわけだから、人生の損が増える。
ちゃんと寝ると作業スピード5倍になったりする
かくいう僕も、脳内情報が多くなりすぎることが能力でもあり障害でもある。
好きなだけ寝られないと、完全なるポンコツ。
スッキリするまで寝ると、10時間かかってた仕事が2時間で終わったりする。
大量の情報を取捨選択する判断力、決断力が回復するから。
「考える力」がある程度高い人は、平均の睡眠時間じゃ到底足りるはずがなくて。
一般的に言われる「睡眠の質を高めよう」なんて言葉の何倍も、睡眠の質と量にこだわったほうがいい。
まずは睡眠時間を確保するためのマインドを養おう
睡眠の重要性はわかったけど、毎日の仕事・家事・育児で手一杯で……
人付き合いや趣味の時間も大切だし……
あぁ~じゃあまずはマインド作りからやなー
睡眠時間の確保は、人生を変える。
- 万病の予防
- 年収アップ
- 事故防止
- 良好な人間関係
つまり、睡眠時間の確保は「ハッピーライフの確保」。
この真実をまず認識するところから始めよう。
行動を起こす前には、しっかり納得したマインドを作る。
何をするにも大切なこと。
それができたら、次のステップ。
絶対にしなきゃいけないことを徹底して効率化すること。
未来の時間は金で変えると知ろう
ここまでで睡眠の重要性が伝わったと信じて、ここからは睡眠時間をなるべく確保するコツを話すよ。
基本的には、よくビジネスで使われる「時短術」と考え方は同じ。
ムダなことをやめて、機械に任せられることは全て機械にやらせて、得意な人がいたら迷わず任せる。
そのための金を惜しまない。
過去は1億円払っても1秒たりとも取り戻せないけど、未来は安く買えるから。
具体的なコツを3つ紹介する。
実際に僕がやってきた&やってること。
コツ1 リモートワーク or 勤務地に引っ越し
睡眠時間を確保するコツ1つ目は、通勤時間をなくす。
- リモートワークに変える
- 勤務地の近くに引っ越す
通勤時間が片道1時間以上かかってるなら尚更。
収入が時給換算で2000円、通勤が往復2時間、月20日勤務とすると・・・
4000円 * 20日 = 80,000円の損失。
しかも交通費とは別やからね。
勤務地の近くに社宅として賃貸を借りた方が良い。
お金と時間より、心と体のリソースのほうが比較不可能なくらい価値は大きいから。
電車通勤は、座れたらまだ寝たり本読んだり情報収集したりと有効活用できるけど、満員電車や車通勤だと、脳も体力も消耗する上に、他に「聴く」しかできない。
交通費もらってても、リソースの消費量や生産性のなさを考えると割に合わない。
リモートワークにするか勤務地に引っ越すだけで、毎日2時間も多く睡眠確保できたら、人生変わる。
とは言っても世の中そんな単純じゃないよ~
世の中が複雑で無意味なことを一方的に押し付けてくるからこそ、
シンプルに一刀両断すると人生が変わるねんで
現場仕事じゃない限り、長い通勤時間はあなたの貴重な人生を奪い、そして永遠に返してくれない。
リモートワークがムリならフレックスタイムでもいい。
会議だけリモート、報連相はチャットなど、一気に全部を変えられなくても、0より1ならいくらでも時間確保できることはある。
応じてくれない会社は、結果的に人をツールとしてしか扱ってないから、ヤバい。
コツ2 時短家電
睡眠時間を確保するコツ2つ目は、自分がやるべき家事をゼロにしてやる!くらいの気合いで家電の見直しをする。時短家電を使うとよき。スマート家電など。
うーん……時短家電って便利そうだけど安くないし……もったいないよ
未来の時間と体力とメンタルを失う方がもったいないよ
過去は1億円払っても1秒も戻らないからこそ、買える未来は買うんだよ
めんどうで時間のかかることは、文明の利器にどんどん任せよう。睡眠時間を、人生を、100%の自分のポテンシャルを、確保するために。
掃除機
掃除機は、ロボット掃除機やサイクロン掃除機。どちらにせよ一番イイものを使うのをオススメする。
- 機械に自動でしてもらう
- 自分が楽しめるやり方を探す
どちらかしか勝たん。
ロボット掃除機は、ルンバやロボロックというやつ。勝手に掃除して、終わったら勝手に充電の場所に戻ってくれる賢いやつ。スマホでリモートコントロールできる。
そもそもロボット掃除機が動き回るには、動線を確保する必要があるから、普段から余計な家具や物を減らしてスッキリした部屋を保つクセもつく。ロボロックなら拭き掃除もしてくれる。
僕はサイクロン掃除機で吸いまくるのが好きだから、ダイソン使ってる。てか掃除機でダイソン以外使ったら本当にストレスで死にそうになる。
ルンバは一度使ってたけど、視界に何かがうごめいてるのが気になりすぎてやめた。このへんは好みがわかれるところだから各自の最適解を選択すればいいと思う。やりたくないことは、楽しむか、機械か人に任せるに限る。
家の中汚くても気にならないから掃除家電はどうでもいい
人の脳は必ず環境に影響を受けるよ
視界に入る景色、耳に入る音、無意識に脳は引っ張られる
脳に余分な情報を入れないためにもキレイにしとこう
洗濯乾燥機
こんな、こんな重労働な家事が、他にあろうか……!
家事の中でも一番時間を奪われるのが、洗濯だと思ってる。
- 洗濯機のスタートボタンをポチッと押したら、もうずっと眠れない。
- 長時間の外出が必要な用事もできない。
- 干すのは夏なら暑いし冬場は手が凍りそう。
- 乾いたら取り入れて、畳んで、シワがあればアイロンかけて、収納。
- ハンガーやピンチ類は消耗品だし意外に収納場所とる。
- 雨の日は室内物干しやワイヤーで場所とる。
これらを全て解決するのが、洗濯乾燥機。導入すれば絶対に予想を超える効果を感じる。洗う物をぶち込んで洗剤入れてボタン押したらほったらかし。好きな時にたたむなりハンガー掛ければよし。
早く干さないと濡れたまま固まって服がしわくちゃになる!
なんて無用な焦りもなくなるよ。
料理
洗濯に次いで時間を取られるのが、料理。
電子レンジ、IH、オーブンのタイマーを活用
- 電子レンジ
- IHコンロ
- オーブン
これらのタイマーを有効活用すれば時間を無駄にせずに済む。知ってる限り、ちゃんとこれらを使いこなせてる人は少ない。
電子レンジをちゃんと使えるようになると、
- 茹で
- 蒸し
- 煮る
- 揚げ
ができる。わざわざ鍋を用意しなくてもいいケースが多い。家族が大人数だと鍋もやむなしだけど、2人分くらいなら電子レンジをマスターすればたいていなんでもできる。
IHコンロとオーブンは温度調節もできるから、本当に放置で料理が完成する。タイマー付き調理家電を駆使する…これ、時間を無駄にしない基本。
僕は調理家電はたいていSHARPとアイリスオーヤマ使ってるから他のはわからないけど、そのへんのホームセンターや電気屋で売ってる安いのでいいと思う。ちゃんと使いこなせるかどうかが最も大切。
下処理済み・冷凍食材を使う
冷凍食品は、植物油脂や乳化剤が含まれてるから腸管免疫を壊しやすくて重用するのはオススメはできないけど、カットや下茹でが済んだ冷凍“食材”は全力で推せる。
野菜や肉は、素材そのものを冷凍した形で売ってる商品がある。
🌽野菜は、いろんな種類の、
- みじん切り
- スライス
- 下茹で済み
- 料理別のミックス野菜
などが冷凍食材コーナーで売られてる。多少割高だけど、時間と天秤にかけた時に十分コスパよし。
🥩肉は、
- ミンチ
- スライス
などが冷凍で割安で売られてる。
料理オススメ時短術その他
その他の料理オススメ時短術としては、
- 無洗米(洗わなくていいし食味値はフツウの米より高い=うまい)
- ホームベーカリー(材料入れてスイッチオンで翌朝焼き立てパン)
※市販のパンは植物油と乳化剤が入ってるから体調悪くなりやすい - パスタ調理器(ほぼ毎日使って5年はもつ)
- トマト缶の代わりにトマトジュース
- 包丁の代わりにキッチンバサミ
- 切れてるバター
- カット済み肉(もも、むね)
- 絶対にフライパンや鍋のフタを閉める(熱伝導の最大化)
すぐ食べたいしたくさん食べたいから料理なんてしてらんないよー
そもそも「空腹」と「空腹感」を勘違いしてるかもしれんで
「空腹」と「空腹感」は違う
現代人の「食べたい」はほぼストレス由来。
胃や腸がカラッポじゃないのに食べたいと感じるのはストレス。
イヤ&ムダを抱える
↓
ストレス
↓
ストレスホルモンのコルチゾール出る
↓
血糖値が上がる(食べてないのに)
↓
ストレスから解放されると血糖値下がる
↓
空腹感❗
↓
発散のために食う
↓
内臓に負担
↓
睡眠の質が下がる
↓
しんどい
↓
ストレス
↓
以下ループ
この無限ループになってるケース多すぎ問題。
コツ3 食事回数と量を減らす
睡眠時間を確保する3つ目のコツは、食事の回数と量を減らす。これが実は最大にして最高の時間確保術。
現代人は食べすぎ。飽食の時代。前項の通り「空腹感」と「空腹」は違う。
健康のことを考えるなら、基礎代謝を測ってその分プラスα(動く分)だけ食べるようにするのがベスト。
成人男性の1日に必要なカロリーは2000kcal前後とか言われてるけど、僕は1400kcal。常識とか平均とか何もアテにならん。
体組成計で基礎代謝を測れる。オムロンの体組成計は高いけど、タニタなら4000円くらいで売ってる。精度もそんなに大して変わらんから持っとくといい。病気になったら医療費で毎月数千円かかることを思えば安い。
基礎代謝を測るのがスタートライン
不要な食事に金と時間を使ってしんどくなって睡眠時間も少なくなって質も悪くなるから、自分の基礎代謝を測るのがまずスタートライン。
過積載でタイヤに負荷かかり続けて駆動性が落ちて最終的にパンクする───みたいなことを現代人はしがち。
- 胃が空っぽになって血糖値が下がる
- 腸の中に食べた物が入ってるうちは、体は栄養を取り続ける
- 満腹だと血液が胃に集まる
- 胃以外の体の血流量が低下する
- 脳に血がいかない
- ぼーっとして思考もできない
※食後に眠くなるのは血糖値だけじゃなく、血流不足のせいもある - 熟睡できない
- めちゃくちゃ眠くても睡眠の質が落ちる。最悪。
ムダなカロリーのために買い物・外食・料理で時間と金を消費してる現代人だから、食事回数と量を減らせば、食費が節約できて睡眠時間も増えて質も高まる。
栄養不足でフラフラになりそうだなぁ
僕は1日1~2食で、筋トレ時々ジョギングもするけど元気満々マン
食事を取らない人より、必要な睡眠を取らない人の方が早く死ぬよ
とにもかくにも、体も心も自己理解を正しくするほどにQOLは100%上がるから、まずは基礎代謝を測ることをオススメする。
裏ワザ 家事代行サービス
シンク、バス、トイレなどひと苦労する掃除だけでも家事代行サービスに丸投げするのが、時間確保に一番手っ取り早い方法。もはや裏ワザレベル。
掃除・洗濯・炊事は、時短家電を使ったり知恵を使えば確かにかなり時間確保できる。でも、僕の場合は毎日必ず家事をしなきゃいけない時点でめんどくさいし眠いしめっちゃイヤ。だからと言って家族にすべて丸投げするのは罪悪感があるし、アレルギーの関係でルールがあるから任せるにも限度がある。
ということで、必要な分だけ掃除や洗濯しに来てくれる最高のサービスを使う。炊事を家事代行に毎日やりに来てもらうとなるとべらぼうに高くなるけど、まとめて掃除と洗濯してもらうだけなら十分に見合ってる。
最初は自分の家に他人さんを上げて掃除させることに違和感があったりセキュリティ的な疑念があるけど、実際に利用してみるとそれまでの心配が杞憂どころか、誰に気を使う必要もないしまとめてキレイになるからスッキリするし、おかげで普段は掃除しなくていいからコスパ最高。
家事代行はこんなこと⬇してくれるよ。
お掃除 | 洗濯・アイロンがけ | その他 |
---|---|---|
キッチン掃除 お風呂、洗面所掃除 トイレ掃除 リビングやお部屋の掃除 窓掃除 | お洗濯 洗濯取込 洗濯物たたみ アイロンがけ ベッドメイク | お料理 ペットのお世話 ご高齢の方のお話相手・付き添い |
自分でやらなくてよくなることが増えれば増えるほど、睡眠時間を心置きなく取れる上に罪悪感がなくなるから、金銭的に余裕のある人は、検討してみてもいいと思う。
まとめ
寝ても寝ても眠い人は、ナルコレプシーかギフテッド2Eかもしれない。
いずれにせよ、睡眠の優先順位は人生で一番目くらいに持ってくるくらいの意識を持つと、人生は激変する。
・通勤時間が長い場合は、社宅か職場近くの賃貸借りて引っ越す
・いま毎日出勤の仕事なら、フルリモートやフレックスタイムの仕事に転職
・時短家電をフル活用する
・家事代行サービスに丸投げする
・自分の体に本当に必要な食事回数と食事量にする
睡眠最優先にすることで、
- 今までやってたムダなことを全部なくせる
- やりたいことに脳の力を最大限発揮できる
- 決断力や判断力が上がる
- 生産性も効率も数倍にアップする
時短術で余った時間を、睡眠に使うのはもちろん、集中して勉強したり心置きなく趣味を楽しむのにも使える。
紹介した方法1つ1つがそれぞれ生み出す時間は微々たるものだけど、「ちりつも」は何においても絶大な効果を発揮する。地道な積み重ねは、仕事もスポーツも勉強も美容も蓄財も確実にいい結果をもたらせる。
いま一度、睡眠を真剣に見直してみよう。