差別揶揄=差別?

男同士の中では腕力、権力、年齢による序列みたいなものが明確にある。当然、女同士でも種類は違えど似たような序列はあるだろうから、老若男女それぞれに苦労があると思う。特に男の僕から女性社会を見て思うのは、

?「超か→わ↑い↑い↓→~~♡」

?「あ→~り↑~が↓~と↓~♡」

?「超ウ↓ケ↑るぅ→~~(真顔)」

これらの「いや絶対思ってないやろ」と感じる女子会的な言葉に対しても、強迫的に共感しなきゃいけない同調圧力の空気の中で生きている女性たちは、息苦しそう。女性同士による「女なら~」という性差別。
自身、女の友達も多いから確認したら、少なくとも僕が確認した女友達は全員が同性の中での同調圧力を感じて生きてきてる。

特にASD傾向や内向型ギフテッド特性がある女性たちにとって、思ってないことを思ってるように振る舞うのは嘘をつくことと同義で、

  • 本音を出すと確実にグループから排除されてしまう理不尽さ
  • 排除ならまだしも陰湿ないじめに発展する不安や恐怖
  • そこに屈している矛盾や自己嫌悪にも似た気持ち

が少なからず幾重にも重なって、生きづらいだろうなぁと思う。

2023年11月にYouTube Liveの毎夜配信をしている中で、この話題についておどけて茶化した感じで話したところ、

「女性蔑視」

と捉えた人がいた。僕が女性を差別していると映ったらしい。あれから半年くらい経つけど、未だに深く考えるときがある。

「数の暴力」も含んだ同調圧力に対する否定として揶揄したんだけど、この否定を否定するということは、同調圧力に賛同してるということになる。
僕のYouTubeは、ぐるぐる考えがちな人だったり、「赤信号をみんなで渡って開き直る多数」に適応することが難しかったりするマイノリティ向けのチャンネルで、視聴者も実は女性が7割。ありがちな、高評価やチャンネル登録を促したりお願いしたりといったこともしてない。動画視聴もライブ配信の参加も、完全な自由意志の下でしてくれてる。なのに、同調圧力という、言論の自由や人権を侵害する「多数」を僕が遠回りに批判しただけで、過去にまさしくそれらの被害に遭ってきたであろう女性の一部には「僕が女性を差別してる」と映ったのは、不思議だった。

女性蔑視発言だと仰った人はその他にも、

  • ネットに染まった男は考えが古い(男尊女卑的な意味で)
  • 男は女性に何をしてもいいと思ってる
  • サンドバッグにされながら女性は生きていくしかない
  • 文面や言葉どおりにしか受け取れない病気
  • 配信の参加者が減るのも当然

みたいなことも仰っていた。さらには事情を明確に把握していない第三者が割り込んできて、その方の味方をし、僕は完全な「加害者」になった。

  • 人を見下してる

というようなことも仰ってた。(バカにしてる、だったかな?)
「人」を見下せる人なんてこの世に存在しないし、そんな暇があったら僕は人を笑わせたいし癒やしたいし、論文の一本でも読みたいんだけどなぁ……。
それに、この一件までは「自由に話したいことを話して」と言ってくれてたんだけど、豹変してしまった。

僕は「論理的なQOL向上」と「慢性炎症の寛解」についていろいろ発信している。
理由として、現代医療のマニュアルである「標準治療 第一選択ガイドライン」に定められてる対症療法では、心身問わず、

  • 病気の原因は無視して症状を抑える決まりになってる
  • だから全然病気がよくならないどころかひどくなって地獄を見る人もいる
  • 自殺する人もいる

だから、その組織の体質や仕組みを肯定するわけにいかず、時に痛烈に批判しながら、過去に経験した定性的なエピソード(テキトーなお医者さんは似たようなことを言うよね的な)を話すこともある。

自身が発信してるノウハウは、心身の病気や障害に関しても、QOLを向上するウェルビーイングに関しても、本当に論文ベースで学びまくって自分で仮説・検証しまくって確立したもので、結果を約束できることだけ。生死も含めた人生で起こる苦悩や不幸のほとんどを昇華できる実践の答え。
「100%」「ほぼ」「高確率」「可能性がある」という言葉をとても慎重に使い分けるよう気をつけてもいる。

本当はヘラヘラしながら、最適解であるハッピー嬉しい楽しいまったり~で振る舞いたいけど、どうやらそれではうまく伝わらない人もいるからわざわざ科学的なソースを基にした論理と感情の二巨塔で発信してる。

そのうえで、マジョリティや組織、仕組みが個人を蔑ろにして人権も人命も無視してる部分を「間違ってる、おかしい」と指摘してるのに、なぜか「人を差別してる」と捉えられる。バカにしてるとか、見下してるとか。どう考えても利己的に人間を養分にしてる人達のほうが、人間をバカにしてるし見下してるのに。
ずっと考えてるけど、本当に、どこをどう修正すれば穿った捉え方をされないのか、わからない。信念を曲げてしまうと僕が人権や人命を本当に蔑ろにしてることになるし、

「人生が変わった」

「感謝してる」

と、これまで言ってくれた方々をも否定することになる。でも一部のマイノリティにとっては、今でも僕が加害者になってしまうほどひどいことを言ってるように見えるようだから、とても難しい。まだマジョリティに反論されるなら自然なんだけど。

どんな人にでも真剣に向き合ってるし、老若男女や病気や障害、学歴や職歴、貧困や富裕などのステータスもどうでもよくて全員を人間として見てるし人間として大切に想ってる。かつて僕をリンチして全治半年負わせた人らのことさえも、憎むことはできないし、幸せを感じててほしいと思う。

一人ひとりに向き合うために、なるべくブログもYouTubeも自分の手に負えないスケールにならないために、「不慮のバズ」や「釣り」も避けつつ、ビジネスにもしてないから数字は追わないし直接的な金銭も要求してない。(自動広告は勘弁)

人の考えてることや気持ちや望みは手に取るようにわかるし、本人に明確に欠けているものや原因と、どうすれば改善するかまで全部がハッキリ見えるけど、多くの人が自分で不幸に突っ込んで行くし、傷つく自由を乱用してるから、いつも相手の言葉の裏や潜在ニーズを先読みして僕が行動してしまったら、相手がちゃんと心や考えを自分の力で気づいて言語化できるようになるための成長機会などをも奪ってしまう。
だから、あえて言葉どおりにしか受け取らないようにしてる。相手が自分で何もできなくなるようにするのは、優しさではないはずだから。

こうして「社会の既存の仕組みじゃどうにもならなくて本気で困って本気で悩んでる人」が起死回生できるように、僕自身もアップデートしながら8年近く発信に尽力してきたけど、それでも僕が加害者になってしまうなら、為す術がなくて気が遠くなる。
特に「女性蔑視」に関しては、僕は男に接するよりは明らかに女性を贔屓してる割合が多いのに。

女性って生まれながらに、

  • 人生の約半分は毎月内臓が剥がれて出血する障害を持ってる
  • 胸が大きい人は死ぬまで1~2kgの重りを僧帽筋などで支え続けなきゃいけない

これらハンディキャップに加えて、

  • 夜道や電車内でのキモい痴漢
  • 身近な男からの性同意のない性交渉
  • 八つ当たり先

などのリスクも常にあって、本当に大変だろうなって思うから、基本的に僕は「困った人に肩を貸すマインド」だけど、自然に男に対してよりは女性に対しての接し方のほうがマイルドになる。それでも一部の女性からは女性差別と感じられるくらいきつい接し方?みたいで、難しい。

異性愛者の男性性の一人としても、女性が笑顔でいてくれたり穏やかでいてくれると本当にこちらも和むし癒やされるから、悲しませたり傷つけたりしたくないし、どんな女性に相対するときも必ず「僅かでも性欲を理由に接しようとしてないか」を自問自答しつつ、共感やユーモアを交えて楽しませることをオンラインでもオフラインでもいつも心がけてる。もともとセックスも好きじゃないしお酒も弱いから、そういう「風俗営業法」が適用されるお店の類も総じて人生で一度たりとも行ったことない。

これ以上に自身を改善するには、リソースを回復しきれないから、やがて枯渇してしまう。幸いにも重度アレルギーで障害者だから時間リソースと金リソースはそこそこあるけど、物理的に人と一緒に生きることは難しいから、日々の消耗した心身のリソースの回復はほぼセルフになってしまって、追いつかない時がある。

未だに自分の中でも消化できていない「差別」の問題と、慢性疾患の仕組みに関する現代の研究が進むスピードが遅すぎてじれったい問題に、すごく疲れてしまった今日このごろ。

潮時だと感じる。

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