過酸化脂質で炎症悪化するから本気で避けよう

脱ステロイドをしても、アトピーや喘息など炎症性疾患が何年も治らない人は、過酸化脂質を避けてみると劇的に改善する可能性があります。

過酸化脂質とは、酸化した油です。

特にリノール酸という、植物の油に多く含まれる脂肪酸が酸化しやすく、現代人は推奨量の5~6倍ほど過剰摂取しています。

このリノール酸が、体内で加齢によって増えた活性酸素という過剰な酸素と結びついて過酸化脂質になります。

過酸化脂質は、細胞を障害し、遺伝子切断を起こします。つまり炎症を起こします。

炎症は炎症を呼ぶので、脱ステロイドでも治らない炎症性疾患を持ってる方が過酸化脂質を摂取していると、どんどん悪化していきます。

サラダ油を含む、植物が原料になってる油とその原料を徹底的に避けてみましょう。

「植物」と聞くと体に良さそうですが、鵜呑みにするのは危険です。

料理に使う油は肉や魚、チーズから出る油を使いましょう。

他に悪化要因がなければ2~3週間で確実に変化を感じます。

さらに、免疫に大きな影響を及ぼす食べ物を同時に控えることで寛解のための相乗効果があるので、本気の人は【野菜のアルカロイドを避けてみよう】を読んで挑戦してみてください。

▼関連文献
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