脱ステロイドをして数年経っても、アトピーや喘息などの炎症性疾患が治りきらない人は、主食を小麦、もち米、芋類に変えてみましょう。
私たちが普段食べているお米には「アミロース」という免疫を抑制する成分が含まれています。
免疫を抑制すると共生微生物への日和見感染などで最終的に免疫が過剰になって炎症が悪化します。
せっかくステロイドをやめても、食べ物で免疫抑制をしていたら、一体なんのためにステロイドをやめたかわかりません。
炎症がスッキリ寛解するまでは、お米を断ってみる価値があります。
お米の代わりの主食として、小麦、もち米、芋類が挙げられますが、注意点もあるので1つ1つ説明します。
※食物アレルギーがない前提です。
もち米ならOK
冒頭で「お米を断とう」と言いましたが、もち米ならOKです。
私たちが普段食べているお米のすべての品種が、遺伝子としては「うるち米」といい、うるち米には「アミロース」という免疫抑制成分が20~30%含まれています。
一方、もち米はアミロースが一切含まれておらず、免疫を抑制しません。
もち米の無洗米を主食にすれば、食味値(読:しょくみち=おいしさ)が最も高く、炊飯する手間も少なく、免疫も下げないので一石三鳥です。
筆者が常食しているもち米は「九州産 ひよくもち」で、楽天が最安値です。
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配送時の梱包を、紙袋かダンボールか選べます。(筆者は紙袋)
小麦(パスタ)は血糖値も上げにくいから一石二鳥
主食でお米の代わりになると言えば、小麦を思い浮かべる方も多いと思います。そしてグルテンを気にする方も多いです。
筆者は、脱ステロイドでなかなか治らなかった時、一年間、パスタを塩ゆでしたものだけを食べ続けました。
パスタ生活を開始してほんの数ヶ月で炎症はすっかりなくなり、血液検査の結果でも健康体そのものでした。
※画像中のHとLは、筋トレによって数値が上下した項目(医師談)
セリアック病ではない限り、グルテンを気にするのは杞憂です。
パスタはグリセミック・インデックス値(※)が約65で、お米の約90よりもかなり低く、血糖値を上げにくいので炎症が起こりにくく、一石二鳥です。
パスタは、業務スーパーやキリン堂という薬局で1kg200円ほどで購入でき、最安値です。
100均などでパスタを電子レンジで茹でられる器具が売ってますが、少し作りがチープでヤケドなど危ないので、できれば500~1000円くらいの価格帯のものを使うとよいです。
だいたい700Wで15分ほどで茹で上がるので、2人分までならお米を研いで炊くよりも簡単で早いしオススメです。
その他、手作りであれば小麦粉でお好み焼き・たこ焼き・ピザなどを主食にしてもいいでしょう。
芋類(じゃがいも以外)
主食を芋類に変えるのもアリですが、じゃがいもだけは避けましょう。
「アルカロイドを避けてみよう」という記事でも書きましたが、じゃがいもにはアルカロイドという植物毒が含まれており、これはそのまんまステロイドで、免疫を抑制します。
アルカロイドは熱分解もされず、200℃で10分揚げたとしても約60%は残留するので厄介です。
なるべくじゃがいもは避けて、さといも、ながいも、さつまいも、こんにゃくいもあたりにしましょう。