超カンタン!体に悪い油の見分け方~過酸化脂質は万病のもと

食事療法・脱ステ
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アスペイズムたかひと????です。おハロんばんなさいませ✋

今回は、薬漬けで医者にも見放されて管理栄養士の言うことを聞くと即死するほどの重度アレルギーの僕が、薬も何も使わずに炎症も発作も起こさず暮らせるようになった食事療法の、最初の大きな学び「本当に体に悪い油」の見分け方をシェアするよ。

摂取する油を含む食べ物を適切に見直すと、どんくらい効果があるのかは以下の画像を見てもらえれば一目瞭然!!

ちゃんとした知識を得て行動すれば、薬をずーっと使い続けても治らなかった病気の症状を、薬なしで寛解させることも可能という実証やで。

ただ、油と一口に言っても、たくさん種類があるよね。

しかも脂肪酸という基準で細かく分けると、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、短鎖・中鎖・長鎖脂肪酸などなど、頭がこんがらがってきそうやんな。

でも大丈夫。

今回はそんな細かいこと覚えなくても、カンタンにイイ油とワルイ油を見分ける方法を書いときます。

その前にまず、いっちばん重要なことを1つだけ覚えてね。

過酸化脂質(酸化した油)は万病のもと・悪化のもと

まず真っ先に知っておいてほしいたった1つのことは、過酸化脂質(酸化した油)は、たくさんの病気の発症の要因で、もともと何か病気を患ってる人ならそれを悪化させる絶対アカンやつ。

全人類、万人共通、100%絶対の真実で、誰一人として例外のないことだから、覚えといてな。

ちなみに、過酸化脂質のことを酸化コレステロールと言ったりもするよ。

成分の名前は、ヒドロペルオキシドと言うよ。

でもそんなもん覚えなくていいよ。

何万回でも言うよ。

酸化した油は!!万病の元!!悪化の元!!

OK、もう覚えたね。

酸化しやすい油・酸化しにくい油の見分け方

日常的に、僕たちはいろんな種類の油を食べてるよね。

その中には、酸化しやすい油と酸化しにくい油がある。

ただ、油の種類はたくさんあって、見分けるどころか覚えるのすら大変やん。

サラダ油1つとっても、菜種、サフラワー、大豆、綿実・・・挙げだすとキリがないね。

その上に、バター、ヘット、ラード、鶏油なども挙げだすと、

もう頭がパーーン\(^o^)/

でも大丈夫、そんなもんは覚えなくていいんだよ(キリッ)

秘密のツールがあるんだよ。(あやしい)

それを使えば誰でも見分けられるんだよ。

食事療法で一番使える最強のツール!文部科学省の食品データベース!

世の中、僕たちが知らずに損をしてることって山ほどあるけど、ここで紹介するツールもその最たるもの。

文部科学省の「食品データベース」
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl

☝このウェブサイトが、マジで最強。

世の中にあふれる食べ物の、めちゃくちゃ細かい成分を、条件指定して調べられる。

とは言っても、

そんなのめんどくさいし、よくわからない

って人も居るだろうから、今回は酸化しやすい油を見分けるための一覧を、僕が検索して一枚の画像にしといたよ!

他のどんな食品でも見るべきところは同じだから、気になる人は上のウェブサイトからアクセスして自分でいろいろ試してみてね。

画像1枚見ればOK!一目瞭然!避けるべき油

それでは下の画像を見ておくれ。

なんかゴチャゴチャ並んでるね。でも大丈夫。

見るところは、リノール酸α-リノレン酸という列だけ。

この2つの項目が多い油ほど、酸化しやすい油。

つまり、2つの項目が少ない油は、ヤシ油(ココナッツオイル)と、パーム核油。

ね、カンタンでしょ。

ちなみに、リノール酸は問答無用で避けたほうがいいけど、黄色い丸のとこのαーリノレン酸は、使い方次第。

α-リノレン酸が多い油は、取扱に気をつけなきゃいけない。

取扱注意!α-リノレン酸はむっちゃ酸化しやすい

DHAとEPAで頭が良くなって血液もサラサラで健康に!オメガ3オイル!

なんて宣伝文句を聞いたことないかな?

あのオメガ3オイルがα-リノレン酸の多い油のことなんだよ。

魚にも含まれてるし、アマニ油やえごま油にも含まれてる。

リノール酸が少ないから、選択肢としてはアリ。

でも、ここで重大かつ危険な欠点だけお伝えしたい。それは・・・

α-リノレン酸はめちゃくちゃすぐカンタンに酸化してしまう

もうね、暗所に置いてなかっただけでも酸化するし、1ヶ月置いとくだけでも酸化するし、加熱してもすぐ酸化する。

だから、もし使うのであればなるべく加熱せずに、数日で消費するように気をつけようね。

手作りドレッシングの材料として使ったりするとオススメ。

リノール酸は絶対に避けなきゃいけないの?→奇跡の添加物「酸化防止剤」

リノール酸が多い油は避けて、α-リノレン酸に気をつけようというお話をしたけど、さっきの画像の表を見る限り、植物油のほとんどに大量のリノール酸が含まれてるよね。

ダメな油ばっかりでどうすればいいの?

んなのいちいち気にしてらんないよー

こんな声が聞こえてきそうやん。

でも大丈夫やで。

酸化した油が体にめちゃ有害なんだったら、その酸化を防げばいい話やん?

そんな都合のイイ話が・・・・・・

あるんです!!!!!

たーひと
たーひと

なんと、食品添加物の中には「酸化防止剤」という、まさにここで求められてる夢のような、人類の叡智の結晶とも言える添加物があるねん。

食品添加物は絶対悪じゃない!「酸化防止剤」は絶対に必要!!

食品添加物っていうと、ノンケミカルとかオーガニック志向の人には一律で敵視されてるイメージがあるやんな。

けど、大切なのは、どの成分が体にどんな影響を与えるかを知ることやん?

ただ、全部の成分を自分で調べなあかんなんて、気が遠くなるよな。

だからここでは絶対に覚えておいたほうがいい添加物だけ覚えて帰って。

覚えると言っても、実はもうみんながよく知ってるものやねんで。

ビタミンCはまだ安全な酸化防止剤

ド頭からネタバレ&出落ちやけど、そう、

ビタミンCが油の酸化をも防いでくれるねん。

もちろん、他にも酸化を防いでくれる添加物というのは色々あるねんけど、ここでは比較的安全とわかってるものだけを紹介したいから、ビタミンCにした。

だから、スーパーに買い物に行って、買おうと思ってる食品の原材料を見て、たとえリノール酸がたくさん含まれてる「植物油」と書かれてても、臆することなかれ!!

酸化防止剤(ビタミンC)

という文字があれば、大勝利。優勝。

植物油の種類がパームかヤシ油なら尚よし!!

反対に、植物油が使われてるのに酸化防止剤が使われていない加工食品は、買った時点で油が酸化してる可能性が高いよ。(何の油かによって差はあるけど)

日々食べ続けると、確実に体を蝕んで調子が悪くなっていくよ。

参考までに下の画像を見てみて。

おんなじカルビーの商品だけど、左のポテトチップスうすしお味には酸化防止剤が使われてなくて、右の堅揚げポテトうすしお味には酸化防止剤が使われてる。

この場合、それぞれ全く同じ量を食べても、左のポテトチップスうすしお味の方が、体の炎症は悪化する。

すでに何か不調がある人は、実際に試してみるといいよ。(悪い顔)

料理には動物(獣)の油を使おう

おうちで料理する人にとっては、植物油のほとんどがリノール酸をたくさん含んでるとなると、死活問題やんな。

熱で酸化するなんてもう料理できないじゃない?

毎日のお料理に使える油が、パーム油とココナッツオイルのたった2つなんて、無理があるよね。

すっごい甘いココナッツの香りがするチャーハンなんて僕もイヤやわ。

パーム油もココナッツオイルも、お店ではあまり売ってないし。

そこで料理に使う油としてオススメするのは、動物(獣)の油。

動物性の油は酸化しにくい!

動物性の油は、酸化しにくいんです。

何度も言ってる通り、油は酸化すると体に超悪影響を及ぼします。万病の元。悪化の元。

だから、料理で油を使うにしても摂取するにしても、酸化してない油、酸化しにくい油にしたほうがいいねん。

獣の油とは言ってもカンタン。

みなさんご存知、バター。

普通の、発酵してない、食塩は入ってても入ってなくてもどっちでもいい、ふっつーのバター。

個人的には、カットする手間も洗い物も増えない「切れてるバター」がオススメ。

あとは牛脂(ヘット)、豚脂(ラード)、鶏なら鶏油。

もっとマニアックに上質な油を突き詰めたい人には、ギーをオススメする。

ギーは、バターをもっと精製したようなものと覚えておけばOK。

200℃以上の加熱にも耐えて酸化しない。

つまり、他の食べ物の有毒成分を高温で分解しながらも、油は酸化しないままでヘルシーに召し上がれるというワケ。

とは言っても、特別に用意したり購入する必要は全然ないよ。

料理の順番を変えるだけで劇的ヘルシー!

料理する時に、何も油を引かずに肉類を先に炒めて、出た油で他のものを炒めればいいだけ。

洋食であればいつもバターを使えばOKよー。

たったこれだけのことを1ヶ月続けるだけでも、体調の変化を感じるはずやで。

まとめ

今回は、酸化しやすい油と酸化しにくい油の見分け方を紹介しました。

重要ポイントを5つにまとめます。

POINT

1.酸化した油は万病の元、悪化の元
2.リノール酸が多い油は避けよう
3.α-リノレン酸は取扱注意
4.酸化防止剤は正義
5.料理には獣の油を使おう

正直、サラダ油(植物油)を全く使わずに、動物の油だけを使うとなると、ちょっとコストパフォーマンスが悪いと感じるかもしれん。

でも、たったこれだけのことで、長く健康が維持できるなら、儲けもんなんですよ。

なぜなら、慢性的な病気になってずーっと何十年も病院に通院しなきゃいけなくなる方が、結果的には莫大なお金がかかっちゃうから。

そうなる前に、食事を「正しく」見直して、自分で自分の健康を維持したり、病気を寛解に導いていきまっしょー。

本当に食事療法をしようと思うなら、今すぐおうちの植物油を捨てるのだ

たーひと
たーひと

もうね、栄養学なんて個体差を無視した既存知識に振り回されちゃダメだよ。早死にするよ。

それではバイバイ。






頭でっかちな人向けの今回の理屈

植物油脂(リノール酸)を避けたほうがいい理由

・体内の活性酸素が多くなると細胞障害や遺伝子切断が起こる

・人には活性酸素を分解する酵素が備わっている(SOD=スーパーオキサイドディスムターぜと言う)

・およそ25歳前後でSOD能が下がってくる

・n-6不飽和脂肪酸と活性酸素が結び付いて過酸化脂質になる(PUFA自動酸化と言う)

・さらに体への悪影響が強くなる

・リノール酸からγリノレン酸を経てアラキドン酸になる

・加水分解酵素によってアラキドン酸は細胞内に遊離される

・プロスタグランジンやロイコトリエンを産生する(アラキドン酸カスケードと言う)

オリーブオイルを除外した理由

・オリーブオイルにはポリフェノールが含まれる

・アルカロイド類、アルデヒド類、フェノール類には免疫抑制作用(発がん性)がある

・生検で出ない真菌やヒトパピローマウイルスの潜伏感染・潜在感染がある

・免疫を抑制すると感染細胞を排除しきれずに拡大して炎症増悪に繋がる

・生検で出ないから西洋医学でも東洋医学でも炎症を免疫抑制する薬で抑えようとする

・炎症+免疫抑制で細菌の易感染性も高まる

・細菌感染が起こると抗生剤を使用する

・野菜など植物には神経毒でもある窒素化合物や有害物質が含まれる

・それらを脂質やアミノ酸に分解する腸内細菌が居る

・抗生剤の乱用は腸内の細菌叢バランスを乱す

・脂質の生合成能が下がると脂肪を蓄えれなくなる

・脂肪が少ないと脂溶性ビタミンが代謝できない

・マスト細胞が活性化してしまう

・炎症が長引くと瘢痕化・線維化する

以下ループ

参考資料

油脂の酸化 Japan Science and Technology Agency

脂質酸化反応の新展開 Japan Science and Technology Agency

皮膚と活性酸素 -酸化ストレスからの防御- Japan Science and Technology Agency

老化のメカニズム -生体分子に起こる加齢変化- 順天堂大学大学院客員 後藤教授

アラキドン酸カスケード 日本血栓止血学会

がん免疫を無力化する免疫抑制細胞の正体 ─ 免疫抑制対策ががん治療の成否を分ける ─ がんの先進医療 

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