アスペルガーの『食べ方の特徴』……ハムスター or 肉食獣

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ずーっと前から、人によって食事の仕方は千差万別やなぁってなんとなくいろんな人を眺めながら考えててんけど、自分がアスペルガーと診断されてから、周りも同じ発達障害の人が集まりやすいってこともわかって、先入観ではなく前提でたくさん話をしてみたところ、どうやらみんなある共通の自覚があるようで……。

食事のマナーとしては『三角食べ』なんて言われるように、メインディッシュとサラダとスープとライスを満遍なく食べていって、一番最後は同時にキレイサッパリ食べ終わるのがセオリーやんな。

んーーー、消化とか栄養学的な観点から言っても、この三角食べって人体にとってはなんのメリットもない、結局は周囲の人間の精神衛生のために消費されてることではあるんだろうけど、今回はそれは置いておいて、どうやら発達障害の人はその『三角食べ』ってのが苦手みたいで。

 

苦手というか、なんなら楽しくお話しながらとか、ゆっくり一品ずつ味わって食べるってのがあんまり得意じゃないって人が多いみたいやねん。

 

かく言う僕自身は、もう、好きな味とか食感のものをひたすら口にパンパンに詰め込んで、もはや咀嚼すらでけへんのちゃうかってくらいに限界まで詰め込んで、もぐもぐタイムを楽しむって食べ方を小さい頃からしてる。

主に肉料理とかチーズを使った料理が好きやねんけど、それを軽く一口分くらいを口に入れて、後は米で味の濃さを調節するというか。

 

米をたらふく食うためにおかずがある、みたいな感じ。

そのおかずと米の、味と触感のハーモニーを口いっぱいに奏でるこそが『至高の美味』やとでも言わんばかりに、ひたすら口に詰め込んで食べる、食べる、食べる。

 

その間、人から何か話しかけられてもうわの空やし、なんなら、

「(人が全力でメシ食ってる時くらい黙っててくれ……これは戦いやぞ……)」

くらいに思ってる。

 

 

一方で、自分の中で食事より優先すべき用事とか行動とか、そういう気がかりなものがあると、今度は丸飲み。

 

丸飲みしやすいメニューほど良しとする。

 

お粥なんて最高やんな。もう、噛まずに一気飲みやん。(絶対あかん)

 

サイコロステーキなんか、1個口に入れて、後の空白を全てご飯で埋めて、10回も噛んだら丸飲みっすよ。絶対あかんよ。

動物園のライオンの食事シーン見たことあるけど、スーパーで売ってるサーロインステーキより少し大きめの肉の塊を、まるでアイスクリームかのようにペロ~ンって口に入れて丸飲みするからね。すげぇよあいつら。

まさにあんな感覚やねんけどさ。

パクッ→もぐもぐ→ゴクッ→(以下マッハでエンドレスリピート)な感じ。

 

普段は口がいっぱいになってる時間を楽しみたいから、もう、完全に口の中でペーストになるくらいずーっともぐもぐしてるねんけど、状況によって正反対の食べ方をするというか。

 

共通してるのは、口は常にパンっパンってことやねんけど。

 

あと、食感にめっちゃこだわる。

 

お菓子で言うところの、『じゃがりこ』とか『堅あげポテト』とかね。

 

ザックザクバリバリと堅めの歯ごたえがある食べ物がめちゃくちゃ好きで、もはや中毒レベル。

 

グミとかソフトキャンディも、噛みごたえがあるほど良しとする傾向がめちゃくちゃ強い。

 

あとは、餅とかチーズみたいに、口にいっぱい詰め込むと「モッチャモッチャ」する食べ物も、恍惚。垂涎。

 

反対に、中途半端な食感のものは嫌う傾向にある。

 

小さい頃からピーマンとかタマネギ自体は嫌いじゃなかってんけど、調理法や味付けで苦手があって、要はシャキシャキしてるはずの野菜やのに、火を通して水分や油分を吸い込み過ぎたら、ちょっと歯ごたえは残ってるけどブヨブヨとかブニブニした歯触りや舌触りになるやん?

 

あれはほんまに許されへんねんね。

 

かと言って、じゃあ酢豚にパイナップルは禁忌かというと、あれは全然OKやったり。

 

なぜなら、パイナップルは元々ぐにゃぐにゃしててジューシーやから、中華のあんなどと絡めても特に食感や水分量が大きく変化したりすることはないからやねん。

 

それよりも、酢豚とかあんかけの中に入ってる野菜の方が許されへんねんなぁ。

 

柔らかいのかと思いきや、噛んでみるとちょっと野菜の食感が残ってて、

「ぶにょ…キシッ…」

みたいな統一感のない食感が立て続けに襲ってくるやん。

 

あれがなぁ~~~……時には背筋がゾクってなるくらいイヤな食感やねんなぁ。

 

レタス、キャベツ、タマネギ、きゅうりなどなど、生でサラダとして食える野菜を、変に味付けして歯ごたえを変化させてしまったものを好まんらしい。

 

例外があるとしたら、もやしかなぁ。

 

もやしって、さっと炒めたらシャキシャキして美味しいけど、ラーメンとかに入ってるもやしはすでにそのシャキシャキ感は失われつつあって、なんか自己主張がほとんどなくなって、スープに身を委ねてるし、完全に麺に主役を明け渡してる感じするやん??

 

ああいう、潔いくらいの変化やったら、もう完全に別物として認識できるんやけど、料理の中に入ってるのにまだ自己主張が強すぎて食感が安定せず、料理にも生にも順応できてない野菜とかが嫌いなんかもしれへんな。

 

全然関係ないけど、ファストフードにもこだわりがあって、やっぱりマクドのポテトの揚げたてが絶品やな。

けど、10年ちょい前くらいからどこからともなく出現し始めた『細いカリカリのポテト』も、マックポテトに勝るとも劣らず中毒性ある。

具体的には、カラオケチェーン店のシダックスと、あとココスにもあるやつ。カリカリポテト、あれはいい。

 

ただ、ここで熱弁しときたいのは、マクドを『ジャンクフード』という人は完全に何も知らずにマクドをバカにしてるから僕を敵に回すことになる(笑)

 

豆知識というか、けっこう健康において重要な情報やねんけど、マクドで使われてる揚げ油って、牛脂とパーム油の混合やねんな。

んで、大体の飲食店やコンビニやスーパーの惣菜で使われてる揚げ油って、菜種か大豆の油やねんけど、これらはめちゃくちゃ酸化しやすくて、空気に長時間さらされたり、ずーっと高温にしたりすると油が酸化するねんな。

そうすると『過酸化脂質』ってものになるねんけど、これが、生物の細胞を破壊したり遺伝子を破壊したりするわけや。

 

要は病気の元やな。

 

先進国の現代人は、この過酸化脂質ってのを摂取しまくりすぎて、体のあちこちが炎症を起こすことによって体調不良になるわけやねん。

 

あと植物油脂には脂溶性のビタミンとかの抗酸化物質も多量に含まれててて、ビタミンって聞くと体に良さげなイメージがあるけど、現在判明してる限りでは、脂溶性のビタミンに限ってはさっきの過酸化脂質と一緒で、炎症を起こすねん。

 

摂取できる許容量には個体差があるねんけど、その個体差がなんで生じるかはさておき、植物油脂ってのはトランス脂肪酸と同じくらい体に悪いってことやねん。

 

ちょっと脱線したけど、だからマクドナルドが独自で揚げ油に『牛脂』を使ってるってのは本当に英断で、牛脂の半分以上はあまり酸化しない『飽和脂肪酸』ってので構成されてるから、体には害になりにくいねん。

 

「自炊が一番健康的♡」

 

なんて、何も知らずに言ってる人達は、植物油を使ってる時点で、自分達が「ジャンクwww」と呼んでるマクドナルドより圧倒的に意識低いねん(笑)

 

 

……と、僕のマクド愛や、最先端の栄養学を語り出すとまた止めどなく書きなぐってしまうからこのへんにして。

 

 

話を戻すと、要は食感の好みとか食べ方とか、これらの感覚をアスペ友達に話すと、ほぼ100%、共通してるんですよー。不思議。

 

だから、この記事読んで「わかる~(笑)」って思う人で、自分を「定型発達・普通」と思ってる人は、実はアスペルガーや多動の特性が強いマイノリティ側の人間かもね~。

 

 

今回はゆる~くお送りしましたん。

 

ワケあって今は小麦粉やお米に塩振ったもんしか食えないけど、いつかまた普通になんでも食べられるようになれたらいいなぁ~と淡い期待を寄せるたかひとであった。(・_・)

 

 

またでbye。

 

 

 

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