食物アレルギー検査の数値と実際の症状は無関係

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ええ、タイトル通りです。終わり。……なんてことはなくて、これは医者の間でも最近は常識になってることで、血液検査でアレルギーを調べたところで、こと食物アレルギーにおいては、実際の病気の症状となーんも関係がないケースが多い、という話。

 

このブログでも再三言ってる通り、僕はアレルギー検査ではこれと言って食物アレルギーはなくて、でも何を食べても皮膚も粘膜も内臓もただれて、ずっと原因わからず謎だったんだけど、1年間、ほぼ小麦粉だけを食べ続けて生きたら超健康体になった。
→→→小麦粉だけを食べて超健康体になった話

 

1歳から喘息とアトピーの診断を受けて、いつからか慢性鼻炎になって、空気や触れるものにもアレルギーを持って、ステロイドを何十年にも渡って使い続けて、それでも病気の症状をコントロールできなくなって、ステロイド離脱(通称脱ステ)に踏み切らざるを得なくなった。

 

そっからいろんなこと調べたり、自分の身体でいろんな実験したりを5~6年くらいに渡った命がけで続けてきたわけなんだけど、お医者さんの中にはちゃんと新しい知識とかを得て脳内をアップデートなさってる方もちらほらいらっしゃって、そういう方々と有意義な議論を交わせるくらいにはなったし、なんならそういう方々が知らない論文の情報もシェアできるくらいになった。

一方で、多くのお医者さんは、日々の外来と入院患者の回診などなどのルーティンワークに追われて、知識や技術をアップデートする暇がないのが現状らしい。

医学会の会合に足繁く出席なさってる方もおられるようだけど、そもそも現代医療ってのは「病気の症状=結果」にアプローチするものであって、「病気になった理由=原因」ってのはどうでもいいって考え方なんですよ。基本的には。

でも、炎症を火事に例えるお医者さんが多いから敢えてここで例として挙げると、病気の症状が火事そのものだったとすると、病気の理由ってのは出火原因なわけやん??

んで、医療は「大変だ!火を消さないと!」って一生懸命お薬とかその他の治療法で対処しようとするわけやねんけど、その出火原因を特定して出火元から火を消さないと火の手は回る一方やん??

なんなら隣家にも燃え移ったりして、どんどんどんどん被害が大きくなっていくやん?

もっと言うと、出火元を特定するだけじゃなくて、特定したら再発防止策を取るのがセオリーやん??

つまり、現代医療は、今目の前に見えてる火を消そうとしかしてなくて、そもそも火事を起こさないように原因を追求しようとか、防止策を広めようとか、そんなことは微塵も考えてないねん。

だって、火事を完璧に防止しちゃったら、消防士さんは必要なくなるもんね。

しかもその火事の原因が仮に人為的・放火的なものだったとして、その放火魔の心理状態や育った環境や人格の歪みの原因にまで焦点を絞って、同じような事件が起こらないように根本的なアプローチをしてどんどん事件が減ってきたら、今度は警察もいらなくなるもんね。

つまり、「人の不幸は蜜の味」という基盤の上に、今の社会が成り立ってるわけやねん。

 

 

”専門医”という看板

 

ちょっと脱線したけど、ゆえに根本治療にはほとんどのお医者さんが消極的なわけやねん。

確かに法律的な問題もあって、ほとんどのお医者さんは医学会に認定された専門医やから、その「根治に全く興味のない医学会」が定めた「治療ガイドライン」っていうマニュアルに沿って”治療という名の長期搾取”をしないと、専門医って名札を剥奪される。

どうなるかと言うと、民衆は「専門医」って掲げてるお医者さんを手放しで信用するし頼るし間違いないと思う無知な思考停止ばかりだから、仮にどれだけ根本治療にアプローチするような治療法を掲げてる病院やお医者さんでも、「専門医じゃないから大したことない」ってワケわからん決めつけで行かない、って人ばかりになるわけやねん。

つまり、患者=お客様が減ると病院も儲からないし、生活かかってるから「専門」という肩書きにしがみつく。

 

資本主義の負の連鎖ってやつやな。民衆が無知で思考停止ゆえに、回り回って利用されて搾取されてるっていう。

 

───なんか最近脱線しがちやなぁ……話を戻そう。

 

それでもちゃんと知識のアップデートをしてるお医者さんは、アレルギーの検査結果と実際の症状に因果関係がないことはちゃんとわかってて、伝えてくれる。

 

でも、ステロイド離脱で有名なお医者さんは、”そこ止まり”だった。

別のとある内科医は、「食物アレルギーは消化器由来の病気」ってとこまではわかってた。

けど、”そこ止まり”だった。

 

 

アレルギーっぽくてアレルギーじゃない炎症の原因

 

結論から言うと、検査では異常なしなのに食物アレルギーっぽいってのは、もともと食べ物に含まれる有毒成分を、消化器がうまく分解できなくなった結果、あらゆる病気の原因になってるって状態のことやねん。

 

んで、なんでそんな状態になるかと言うと、このブログで何度も言ってる「腸内細菌」の死滅だったり、バランスの崩れなんですよ。

 

人間の身体には100兆匹とも言われる菌が我々と支え合って一緒に生きてて、その菌のバランスを崩す=病気になりやすくなるってことやねん。

 

その菌のバランスが崩れるのはなんでかと言うと、ちょっと風邪でしんどくなったりしただけでいろんな抗生物質を使ったり、食品添加物や植物成分の「界面活性作用のある物質」を大量に摂取するようになった現代の食事にあるわけやねん。

界面活性作用が何かというと、本来は混ざらない水と油を混ぜる作用のある成分で、洗剤とか石鹸に使われてるんだけど、何を隠そうこの界面活性成分は、食べ物にも大量に含まれてる

てか厳密に言うとお茶にも界面活性作用あるし、いろんな加工食品の原材料を見ると書いてある「乳化剤」も界面活性剤やし、天然とか植物成分やから安心!なんてことは全然なくて。

 

で、この乳化剤(界面活性成分)は、ジョージア州立大学の研究によって、摂取すると「腸の透過性が亢進する」ってことがわかってる。

 

どういうことかと言うと「腸の壁が薄くなる」(=リーキーガット症候群)ってことやね。

 

もっと言うと、免疫を司ってる腸内細菌のバランスもここで崩れて、マウス実験においては大腸炎にもなるしメタボにもなるし、なんなら場合によってはインスリンの抵抗性や反応性にも影響を与えて糖尿病の原因にもなってる可能性があるって情報もある。

 

さらにここに前述の抗生物質もプラスされようもんなら、もう腸内細菌が壊滅状態になる。

 

肥満になるか、太れないガリガリになるかは、摂取する抗生物質や乳化剤の種類によって腸内細菌の増減する種類や量が違うからじゃないかってのが僕の見解。

 

さらにさらに、東京大学医科学研究所や理化学研究所の2014年くらいの論文で知ったことで、ビタミンは万病のもと(になる人も居る)にも書いたとおり、これまたあらゆる食べ物にも含まれてる抗酸化物質によって、炎症物質であるヒスタミンが我々の体の細胞から大量に放出されて、もう病気のお祭り騒ぎですよ。

 

でもお医者さんも含めてほとんどの人はそれがわからないから、病院でその症状(結果)に対処しようとまた多種多様な薬を処方されて使いまくって、さらに新たな病気の理由(原因)をどんどん増やす。

 

ごめん、端的に言って、思考力が低すぎてビックリやで……かつてはお医者さんってみんなが医学や科学の最先端を行ってるって完全に信じてたし、子どもの頃は憧れすら抱いてたけど、フタを開けてみたらほとんどが既存知識の化石ばかりで、研究者や科学者とは役目が全く違うし、全然病気を治す人達なんかじゃないって真実を知った時は愕然として涙さえ溢れたよ。

 

ということで、食物アレルギーってのは、そのほとんどが、乳化作用のある食品添加物と多種多様な抗生物質の服用によって腸の内壁が薄くなって、腸内細菌のバランスが崩れることによってなる人為的・後天的な免疫不全ですよって話。

 

例外として、本当に特定の食べ物の粒子を吸い込んだだけでアナフィラキシーショック起こしたりってのはもちろんあって、実はこれこそが「真のアレルギー」と呼ぶべきもんだと僕は考えてる。

 

その他は、「腸内細菌の異常=免疫の異常=食事の有毒成分を分解できない=万病の元」という図式でファイナルアンサーです。

 

ちなみに、壊滅した腸内細菌や薄くなり過ぎた腸の内壁を元に戻す方法は今の所ないよ。なにせ遺伝子の変異まで後天的に起きるから。

つまり「不治の病」を「人為的に生み出してる」っていう、なんとも闇深き事案なわけですよ。

 

その他にも、ステロイドを長期に漫然と使い続けることによっても遺伝子の変異が起こる。

それによって「普通は起こらないような炎症」を起こす”体質”になってる可能性が高いと踏んでる。

自分の体質や既往歴を鑑みても。

 

 

以前に書いたからこっち読んで
→→→ステロイド離脱症状が出る時期

 

 

ではでは、今回はけっこう書きたいことやったから、書けて満足。

この、人生と命を懸けて得た知識と経験と情報が、誰かの幸せへのファクターになることを願うわ。

 

 

またでbye。

 

 

 

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