まず、僕のステロイドに関する考え方とかはこれとか読んでもらって
→ステロイド離脱症状が出る時期
ここ最近は、ステロイド離脱(脱ステ)の期間中の対策とか、どうしてステロイドによって謎の炎症が起きるのかとか、そもそもアレルギーとは?アトピーとは?喘息とは?みたいな記事を意識的に更新してる。
その中でも、浸出液や炎症の痛みとかへの対策に並んで悩みのタネになってくるのは、着替えとか衣服、洗濯のことかなぁと。
もうね、暗中模索というか、五里霧中になってると思うねんな。
これだけいろんな情報が溢れてて、どれが本当に正しくて、誰が本当の事を言ってて……みたいな、一体何を信じて行動を起こせば良いかわからなくなって悩んでる人が多いんじゃないかなって思う。
少なくとも僕はそうだったからなぁ。
どんなお医者さんの言うことをきっちり守っててもひどくなってく持病の症状と、それでも答えが見つからないまま日々、時間が過ぎてくことへの苛立ちとか悲しさとか、メンタル的にも相当持ってかれる状態がけっこう何年も続いた。
それでもね、今となっては、全力で自分で学んで実験したり試したりしまくって真実が見えて、薬も何もなく症状を抑えられるようになったし、こと鼻炎とか喘息においては、あれだけ毎日欠かさず使ってた薬を一切使わずに症状も全く出てないし、鼻はスッキリ、呼吸もスッキリで過ごせてる。
皮膚は、食事を徹底管理してれば薬も何も使わずにワセリンすら使わずに日常生活も穏やかに自由に送れるようになったし。
あれだけ全てのアレルギー性疾患が自分の足かせになって重りになってた幼少期~二十代後半までの人生は、本当に虚像で、医療に騙されて、情報に騙されて、自分で真実を追求しようって視点を完全に奪われてたなぁと思うし、現代の「善のフリした無責任でズルくて非道な仕組み」に完全に人生を搾取されて、もったいないことをしてきたな、と。
なので、同じような人を少しでも減らしたいから、こうして「正しい知識」と「真実」をブログで発信してる。
───前置きが長くなったし、タイトルと全然関係ない自分語りをしてしまった、ごめん。
本題に入ろう。
清潔・衛生的・キレイとは
人間は菌によって生かされてる!
掃除・洗濯・洗顔・入浴・手洗いなどなど、「キレイにする」っていう目的で我々人間は「洗う」という行為を徹底的にするわけですけども、実はこれ、こと皮膚領域においては、どんどん不衛生にしていってるねん。
人間の皮膚や体内には、常在菌とか共生菌ってのがたくさん居て、その数は100兆匹とも。
人間の細胞の数が全部で60兆個だから、実に1.5倍以上の菌が、僕らに体と一緒に生きてるわけやんな。
これはもう、自分達の体の中で菌が生きてるのか、菌によって僕らの体が生かされてるのか、あやふやになるくらいには、人間と菌ってのはお互いを支え合って生きてるわけやねん。
菌のおかげで保たれる清潔
具体的にどういう支えになってるというと、こと皮膚においては、まさしく皮膚のバリア機能ってのを作って維持してくれてるのが菌やねん。
人間は、食事が乱れたり体内の菌のバランスが乱れたり、運動と食事のバランスが乱れると、皮脂が増えてオイリーになる。
その増えすぎた皮脂を分解してくれるのが、皮膚常在菌やねん。
しかも、逆に乾燥した時にはせっせと皮脂を追加で作ってくれるのも皮膚常在菌。
外からのウイルスや菌などの侵入者をやっつけてくれるのも皮膚常在菌。
一方で体内の菌はいうと、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)ってやつで、何を隠そう、こいつらが居てくれてるから、僕らは食事を楽しめる。
食べ物には、多くの毒素が含まれてて、それを分解できないと体のあちこちに炎症を起こしたり、細胞や遺伝子が破壊されたりして、普通に死ぬ。
その分解を担当してくれてるのが、腸内細菌なんですよ。びっくりやろ。
しかももっとすごいのは、毒素や外部からの菌をやっつけるのを「免疫」っていうのはみんな聞いたことあると思うけど、この免疫を担ってるのが腸内細菌やねん。
かいつまんで詳しく言うと、クロストリジウムとかクレブシエラっていう菌が制御性T細胞の数と比例したり分化に直接影響してる、ってことやねんけど。このへんは難しいやろからスルーでいいよ。
何はともあれ、菌のおかげで、僕らは日々、呼吸や食事をすることで関わる外部からのウイルスや菌に邪魔されることなく健康に生きられてるわけです。
これはほんとにマジで常在菌や共生菌のおかげ。自分達の体の力だけでは全然なんともならなくて、菌がいるから生きられてるのは否定のしようがない圧倒的な真実ってことは絶対に覚えておいた方がいい。
なぜ着替えるのか
ここまでの話を踏まえた上で、常識的になってることに今一度「なぜ?」という目を向けてみよう。
僕たち人間が着替えたり洗濯する理由は何?と聞かれて大体答えるのは、
「不潔、臭い、汚い、気持ち悪い、黄ばむ」
とかだと思うんだけど、そもそもそれって「精神衛生上」の感想でしかないんだよ。
そうやって答える人の中で、一体何人の人が「どんな菌が、何匹くらい増えてて、それが人体にどういう影響を及ぼすのか」まで答えられる??
WHOや厚労省やお医者さんが警鐘を鳴らしてるから、って言う人も居るけど、僕からしたら「だから?」やねんな。
誰々が言ってるからとか、誰々がやってるからって、それは真実の証明にはならないし、その人がそれで良いなら別に良いけど、最終的にそういう他者依存の考えで生きてていざという時に「こんなはずじゃなかった」って後悔するのは自分やねん。
しかもそれって、人の言うことを鵜呑みにした自己責任になるし、この社会ってのは当然善人も少なからずいるけど、ほとんどは自分のことが最優先で、それは慈善事業にも見える医療においても同じ。
そもそも人の命を直接的に左右する医療っていうものが、国営じゃなくて普通にビジネスって時点で「儲け」に走る人がたくさん居て然るべきなわけやし。
病気を根治させたら医療は不要で、犯罪をゼロにしたら警察は不要で、そうなったら暫定的に困る人が居るから本気でそういった事を抜本的に解決しようとする動きを国を挙げてやろうとはしない。
世の中には、想像を絶するくらい頭のいい人達がわんさか居て、ただの一般ピーポーの僕でさえNatureとかの論文を読み漁れば薬なしで病気をほぼ完全にコントロールできるようになるし、その根本原因の目星までつくのに、世の賢人達が本気で協力して様々な問題の根本解決を追求すれば、やれぬことはないはずねんな。
……また脱線してしまったごめん。
どうして着替えるのかの結論は、精神衛生上ってのが一番大きな理由で、実は毎日衣服を洗剤や柔軟剤で洗いまくって律儀に着替え続けたり、律儀に毎日入浴して石鹸とかで”キレイ”に洗うのは、逆に皮膚にとっては超ダメージで、負担が超大きいことなんですよ。
脱ステ中は毎日着替えるか裸族
ただ、脱ステ中ってのは言わずもがな浸出液が大量に出たり、無限の落屑で砂場みたいなんができたり粉雪が舞ったりと、どうしても「不快指数」は高めやねんな。
で、実際に衛生的にはどうかと言うと、仮に食事で悪化してる人の場合は、分解しきれなかった「反応してる食べ物」の成分が滲出液に混じってないとも言えないし、黄色ブドウ球菌やヘルペスが増えてしまってる時も浸出液や落屑中にそれらが混ざってないとも言い切れないから、今こそ毎日着替えるという選択肢が正義になってくるわけですな。
例を出すと、僕はアレルギーの検査で大豆は一番数値が少ないんだけど、醤油が一滴、唇に付くと、みるみるうちにただれてくるねんな。
醤油を使った料理なんて食べようもんなら、全身がただれてくるわけやねんけど、その時の浸出液がまだ正常な皮膚に付くと、そこもかゆくなってくるし赤くなってきたりする。
だから因果関係はないと言い切れないねん。
なるべく浸出液や落屑が滞留したりしないように、毎日着替えたり、寝床を掃除機で吸ったり、シーツを替えたりってのは大切になってくる。
そして、ベストなのは、裸族。
家でずっと裸で居ることが可能な人は、もう、一番適切な状態と言って過言ではない。
洗濯における注意点
これはね、一言。
水洗い。
衣服も、シーツも、できれば綿100%で、何もかもスベテ、水洗い。
どうしても匂いが気になるなら、洗う前に洗濯機に酸素系漂白剤を少し入れたり、薬局とかで売ってるクエン酸の結晶とか、あとは重曹とかを適量入れたりすればいいよ。
匂いとか菌ってのも、結局は酸性かアルカリ性かってのが問題やし、洗剤や柔軟剤なんて行き過ぎた刺激物をわざわざ毎回洗濯機に入れるなんて皮膚の破壊行為はしなくていいねん。
余談だけど、アレルギーって蓄積型で、匂いの種類にもよるけど、かぎ続けると人によっては喘息とか鼻炎になったりするから、マジでほどほどにしたほうがいいよ。
ステロイド離脱期間って言っても、完璧に過ごせば半年以内くらいで日常生活が戻ってくるわけやから、その期間くらいは復活することに全力で集中して、逆効果になることはたとえ「精神衛生的に必要」であってもなんとか控えるように心がけたほうがいいと思うよ。
浸出液が激しい時の着替え
どうしても裸族はムリ、イヤ、だけど浸出液が激しくて着替えも苦痛っていう人は、とりあえず生理用品や大人用オムツの吸水パッド部分を浸出液が出まくるところに当てがって固定して、その上から衣服を着るといいよ。
たぶん、そこに衣服が接触するのが痛かったり不快だったりするからだろうし、その接触を避けるって意味ではちょっとガーゼとか包帯ではイガイガするやろうし、ズレてきた時のあの擦れた感じが超不快やろうし、また巻き直したり貼り直すことを考えるとうつになるし、リント布は保湿しすぎるし、ってことで僕が辿り着いたのが、生理用品やオムツの吸水部分。
なにせデリケートゾーンに当てがうものやからそれなりに考えて作られてるみたいで、余計な添加物とかも使われてないし刺激も少ないし、あっぱれやと思ったよ。
首や肩やデコルテあたりの炎症がひどくて、何かを当てがうのも難しい場合は、これは室温や湿度が一定に管理できてる前提の話になるけど、ショルダースルーの服を着ると良いよ。
とは言っても、レディ達にはわかるやろけどメンズは「??」な人も居ると思うから改めて説明すると、襟元がガバ~って開いてて肩が丸見えになってる服のことね。
ちなみにメンズ服ではショルダースルーなんてものはないから、ユニクロとかで安いトレーナーやシャツを買ってきて、襟元をざっくり裁断して、テキトーに縫えば、手製ショルダースルーができるよ。
部屋着やし闘病用やし、闘病が終わったら捨てるんやから、多少不格好でも気にせんでよろしっ。()
まとめ
家では裸族!!
ムリなら綿100%の服を着て、毎日着替える!
洗濯は水洗い!
匂いが気になったら、酸素系漂白剤・クエン酸・重曹を洗濯機に入れて洗う!(全部薬局に売ってる)
浸出液が多いところは、部位ごとに生理用品やオムツの吸水パッド部分を当てがって服を着る!
以上。
またでbye。
入浴に関してはこれを読んで
→→→脱ステ期間の入浴と「キレイ」という間違った概念
浸出液対策に関してはこっち
→→→脱ステ(ステロイド離脱)期間の水分制限と浸出液について
感染症に関してはこっち
→→→脱ステ中の感染症について

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