タイトルでこの記事を開いた方はもうわかってるかもしれないけど、ステロイドで症状をコントロールできなくなってる人ってのは、脱ステするまでもなく、すでに大量の落屑(剥がれた皮膚が粉状にパラパラ落ちること)に悩まされてる人も居ると思う。
これが、ステロイドを中止すると、原疾患の悪化かどうかはさておき、紅皮症も相まって、その落屑がさらに増える。
知らない人のために、どれくらいの落屑具合かというと、例えば車に乗って30分ほど運転して目的地に着いたら、運転席のシートに軽く砂場みたいなのができてるくらいには大量。
もちろん、一晩、ベッドで寝て起きた時も、ベッドには軽く砂場ができてたり。
当事者として一番ストレスになったのは、色の濃いところで目立つ落屑ね。
着る服だったり、フローリングだったり、そういうのの色が黒とかこげ茶色みたいな濃い色だった時に、すげぇ落屑が目立って、すごいホコリで汚れてるみたいに見えるし、なんにも知らない人が見たらやっぱり不潔に見えるから、かなり神経質になるよね。
このブログで書いてる脱ステ関連の記事ってのは、一番重症な人向けで、なんなら外出なんてできるわけないってくらいひどい人向けやから、対外的な話はあまりしないんだけど、社会で生きるにあたってはそういう見た目におけるストレスがとてもネックになるね。
それが女性ともなると相当のストレスやろうなぁ……と。
男は、もう「ボウズにして家で裸族してればいい」って言えるけど、女性の場合はそうもいかないよなぁと思うと、とても心苦しい。
──僕個人の心境の吐露はこれくらいにしておいて、ステロイド離脱生活の中で無限とも言えるくらいに溢れる落屑への対策を書くよ。
髪の毛の落屑はハンディクリーナーで吸う
実際にやってる様を傍から見たら、かなり滑稽なんだけど、これ以上にキレイになる方法を他に知らんってくらいに完璧やねん……ξ
落屑対策に無敵の味方・サイクロンクリーナー(ダイソン)
やっぱ外せないのはこれ。
吸引力の変わらないただ一つの掃除機、ダイソン。
もうね、どんだけ細かい落屑だろうが、ベロっと剥がれた痂皮(かさぶたなど)でも、一網打尽。
フローリングだろうが畳だろうが布団だろうがベッドだろうがソファだろうが、あらゆる場所のあらゆる落屑を超絶吸引してくれる、最強のアイテムがサイクロンクリーナー。
僕はダイソンのV6というハンディタイプを使ってるけどもう製造されてないみたいやから、V7やV8を選ぶと良いと思う。一日に何回も頻繁に使うことを考えると、ハンディタイプってのは本当に無敵。
- コンパクトなのに最強の吸引力が続く
- 溜まったゴミはワンタッチで捨てられる
- ブラシやノズルなどアタッチメント豊富
- かれこれ8年は使ってるからコスパ最高
ストレスフルな時期に、IQ3で落屑対策できるから、願ったり叶ったりだった。
フード付き・フリース・起毛の服を着ない
頭皮や顔、首あたりの落屑がひどい場合、フード付き、フリース、ボア(=起毛)の服を着てると落屑が溜まって、処理がめんどくさいし、見た目にも不潔に見えてストレスフル。
症状がひどい時はストレスフルな状況やし、そんなことまで気にしてる余裕がある人の方が少ないと思うから、無用な意志決定や判断回数を減らすためにも、フード付き・フリース・起毛の服は着ないことをオススメする。
普通に綿100%のシャツ、タンクトップ、トレーナーか、ヒートテックインナー、ダウンジャケットを着よう。
剥がすな・溜めるな・食うな
世の中にはいろんな癖を持つ人が居るみたいで、中には「食毛症」って言って髪の毛を抜いて食べて、腸の中で詰まって手術が必要になって、開腹したら毛の塊が出てきたなんて仰天な話もある。
それほどではないにしても、アトピーとか皮膚病の人に多いのは、痂皮(かさぶた)を剥がしたり、落屑が気になるからって乾燥して皮がピラピラして白くなったところを思いっきりこすったり掻いたり、剥がれた皮膚の処理に困って食っちゃうってケース。
んーー……感染症とか起こしてない限りは、食うのは別に問題ないにしても、やっぱり見た目上のストレスで落屑を剥がしたり食ったりってのは全然メリットがないし、治りも遅くなるし、あとあと痛くなったりするし、あんまりやらないに越したことはないよ。
もし感染症起こしてたり、そうでなくてもなんらかの菌やウイルスが増殖してる状態の痂皮や落屑を口にしたら、口腔粘膜や喉や食道にまで影響してしまう可能性もなくはないから、食うのもリスキーやとは思うし。
かゆければ掻け
痒くて掻くのは問題ないよ。
よく、氷で冷やしてかゆみを軽減とか、熱いタオルやシャワーで軽減とかって話を聞くけど、いやいや先のこと考えましょうって感じやねん。
氷で冷やしてかゆみ抑えても、血管が細くなって血流を抑えて神経を麻痺させてるみたいなもんやから、冷やすのやめて血流が戻ったら余計にかゆくなるの当たり前やんっていう。
熱でかゆみをなんとかしようとする危険については▼の「見出し6」を参考にして。
→脱ステ期間の入浴と「キレイ」という間違った概念
⚡絶対にしてはいけないかゆみ対策
やばいかゆみ対策は、叩いたり、つねったりする方法。厳禁。キケンすぎる。
- 湿疹や傷をどんどん難治化させる
- 「一生キズ」が残りやすくなる
広範囲になればなるほど、あとから後悔しきれないほどのリスクを背負うのは自分やから、それならいっそのこと潔く掻いてしまえってことなんですよ。
ちなみに僕は、まだかゆみの原因が特定できなかった時に、眼球が炎症を起こして猛烈なかゆみに毎日ずっと襲われて、1日に1万回くらい叩いてたら、あっという間に「打撲性白内障」になって目が見えなくなって、結局は白内障の手術で目のピント機能を失ってしまったクチです。
そこまでするバカは居ないと思うけど、イレギュラーな方法を取るとこれくらいのリスクを全身に負うってことだけ理解してもらると嬉しいよ。
掻きまくったら出てくる落屑や痂皮なんて、ダイソンで吸えばいいのさ!!(キリッ

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