ステロイド離脱症状が出る時期

食事療法・脱ステ

どんな情報を求めてこのブログへ訪れたのかってデータを見てると、当然発達障害の事が多くて、もちろんここ数ヶ月というかアスペイズムに移転してからはアスペルガー関連の記事しか書いてないから当然なんだけど、はてなブログ時代は主にステロイド離脱やアレルギー関連の記事が多くて、アスペイズムに引っ越しした時のままの状態で過去記事が残ってるから検索に引っかかってるんだろうなぁ。

その情報を求めてお越しくだすったのに、僕はと言えばもったいぶって最近はそういう関係の情報発信の頻度がほぼゼロに等しいから、落胆させてしまって申し訳ないと思った。

改めて色々考えて、自分自身が完璧な状態になってなくても、辿ってきた道のりを”わだち”として少しでも残しておく作業も、必要だなと。


なので、最終的にはYouTubeで、ステロイド離脱に失敗した人や、やめて何年も経ったけどひどい状態を抜け出せない人のために、最新の科学論文とかを用いて症状をほぼ寛解させるための解説をしていこうと考えてるけど、それまでにもこのブログで文字としてなるべく残しておこうって思い立った。

自身のステロイド離脱の経緯

───ということで前置きはこれくらいにして、タイトルにもあるステロイド離脱症状が出始める時期。


ざっと、2週間~1ヶ月……と言いたいところなんだけど、これは、人によって違う。


勘違いしてほしくないのは「ステロイドを中止することによる悪化だけじゃないかも」ってところ。


僕自身、ステロイドをやめた大きな理由として、それまでのランクのステロイド外用剤では症状をコントロールできなくなっていったから。


もう知ってる人も多いからざっと説明するけど、ステロイド外用剤(ここでは軟膏=塗り薬のこと)ってのはその薬の強さによってランク分けされていて、

ウィーク < ミディアム(マイルド) < ストロング < ベリーストロング < ストロンゲスト

の5段階ある。


たいてい、ミディアムかストロングで慢性的な炎症ってのはコントロールできるはずなんだけど、それがだんだん効きにくくなっていって、ベリーストロングでも掻痒感(かゆみ)や湿疹や落屑(皮膚が剥がれて粉や雪のように大量に落ちる)が増えていった。


コントロールできてた頃(10代後半~20代半ば)は、女友達からも「普通と比べても肌がキレイ」って言われるくらいには顔とかはツルツルで、音楽をやってたからファンデーションとか塗ってたりしたけどそこまで荒れたりすることはなかってんな。


それが、26歳くらいになった時、ひざの裏や肘の外側がごわごわし始めて、痒くなってきて、数日の間にぶ厚い湿疹になっていった。(肥厚苔癬化と言う)

同じように、薬はしっかり塗ってるのに全身どんどんひどくなっていって、その時はまだ「脱ステ」なんて言葉も知らなくて、ただただ「アトピーがひどくなってきた」って感覚だったんよ。


さらに最悪なことに、ぜんそくでも10歳からステロイドの吸入を使ってた僕は、同時期にぜんそくの方もひどくなってきて、発作を止める薬(気管支拡張剤と言う)の使用頻度も増えていった。


そこで初めて「何か身体に大きな変化が起きてる……」っていう思考になったのね。


そのまま薬を使い続けて、お医者さんの言うとおりにしっかり(FTU=Finger Tip Unitという塗り方がある)塗っててもコントロールできなくなっていって、薬のランクも上がっていって、いずれストロンゲストでもコントロールできなくなったら次はネオーラル(シクロスポリン)などの免疫抑制剤を使わなきゃいけなくなる。

将来的に免疫抑制剤でもコントロールできなくなって、病院をたらい回しにされてどの医師にも「お手上げ」と言われた時、一体どうなるんだろうって考えていったら、とても恐ろしくなった。


そこでやっと「自分で知識を得る」って選択をして、かれこれ6年にも渡っていろんな書籍、インターネットの個人ブログ、学術記事や世界の論文を漁り続けて、同時進行でいろんな療法を自分の身体で実験しまくってきたけど、やっと根本原因とか根治療法に一番近付いた今から当時を振り返れば、もうすでに根治させるには選択と決断が遅かった。

脱ステ論争はどうでもいい


───少し話が逸れたから戻す。

症状を薬でコントロールできなくなって、自分で色々と調べ出して、そこで初めて「脱ステロイド」という言葉を知ることになる。

かいつまんで説明すると「ステロイド外用剤を使い続けることによって、アトピーなどの原疾患や菌類の感染症でもない、謎の湿疹や炎症が起こる」というもの。

これに関しては本当に賛否両論あって、一度は社会現象にもなったそうで、裁判沙汰になるくらいのけっこうタブーな話題なんだけど、あえてズバっと一刀両断してみる。

ステロイドの長期使用によってどうやら遺伝子の変異ってのが起こるようで、肯定派の先生がおっしゃってたフィラグリン遺伝子という皮膚の保湿に関する遺伝子があるんだけど、皮膚が保湿できなくなったからってそこまで重篤な症状が起こるのはおかしいねん。

で、1種類の遺伝子が後天的に変異する可能性があるなら、他の種類の遺伝子が破壊されたり変異する可能性もあるんじゃないかと考えた。

最近話題の「活性酸素」ってのがあって、タバコを吸ったりストレスを感じたり、あまりに激しい運動を続けたりすると体内のその活性酸素が増える。

活性酸素が増えると、いろんなものが「酸化」するのね。

酸化というと浮かぶのが「サビ」だと思うんだけど、その発想はあながち間違いじゃなくて、体が錆びるわけですよ。

その酸化するものの中には、僕らが食事から摂取する「脂質」も含まれていて、こいつが酸化すると「過酸化脂質」というものになる。

難しいことは割愛するけど、この過酸化脂質が細胞を傷付けたり遺伝子を切断したりする作用がある


つまり、後天的に遺伝子が変異する可能性があるってことなのよ。

そこで、僕が色々調べてく中で何年か前に見つけた、アトピーとは全然関係のない論文でチラッと書いてあったのが「ヒスタミンH1受容体遺伝子の発現」って言葉。
(ちなみにその論文をダウンロードしたりメモするのを当時の僕は忘れてて、5億回くらいビンタしたい)


アレルギー疾患を持ってて、色々と調べたりする人ならヒスタミンって物質はおなじみやと思うし、医療関係者からしたら基礎中の基礎というか、今さらその物質に着目するなんて冗談きついってくらいにありふれた物質やねんな。

自分の体の中でも生じるし、食べ物とかにも含まれてるし、本当にありふれた物質。

このヒスタミンは、体が何かアレルゲンに対して免疫反応を起こした時に、マスト細胞ってとこから放出される「炎症&かゆみ物質」のことで、このヒスタミンが「受容体に結び付くことによって炎症とかゆみが起こる」っていう体の仕組みやねん。


つまり「ヒスタミンH1受容体遺伝子の発現」ってのは、ヒスタミンが起こす症状全部が強く激しくなるってことやねん。



具体的に説明すると、とりあえず何かアレルギーがあったとして、まったく同じ量のアレルゲンにさらされた時に、体がまったく同じ量のヒスタミンを出したとして、めっちゃ反応が強くなって症状はひどくなるってこと。

この状態ってのが可能性として考えられるよねって話。

これ、「ステロイドを塗っててもコントロールできなくなっていく」って現象と辻褄が合うやろ?


食べてる物も同じ、住んでるところも同じ、着る物も同じ、空気も同じ、アレルギーの検査結果も昔と同じ……な・の・に、症状だけはどんどん強くなっていく。


今思えば、ステロイドの塗り薬と吸入を「根治させたくてしっかりと使い始めた頃」からひどくなっていった。


でもね、これだけを聞くと「じゃあその遺伝子変異が原因なの?」と思うかもしれないけど、確かにステロイドによる謎の炎症の原因の1つではあるかもしれないけど、中にはステロイドをやめて数年経ってその症状自体がおさまっても、治りきらずにアトピーやぜんそくが悪化したままって人もたくさん居るだろうから、そうそう単純な話ではないんよ。


未だに科学で見つけられてない菌やウイルスってのもあるし、見つかってても人体にどういう影響を及ぼすとか、共生菌の働きの全容が解明されたわけではないから、そういう類の感染症とかの可能性を排除して「根本原因はコレ!!」とは言えないのね。


ステロイド自体は免疫を抑制するもんだから、未知の感染症の可能性も捨てきれないわけやし、それがステロイドを中止・離脱して治癒に向かうかどうかも当然わかってない。


さらには、そもそも一番最初にステロイドを使うきっかけになったことの原因まで深く遡(さかのぼ)らないと、結局はステロイドをやめてもその元の症状が改善されない事態に陥るから、ステロイドをやめてキレイさっぱり病気が完全に治りますってのは幻想だと思っておいた方が良い。


ここまで言っておきながら、ずーーーっと薬を使ってて完全に症状をコントロールし続けられてる人もたぶん居ると思うし、なんなら薬を使用してる期間中に運良く原因が改善されたりして治る場合もあると思うから、そういう人は使い続けてもいいと思う。


良いか悪いかじゃなく、ステロイドをやめることが自分にとって必要かどうかで、現状の薬のランクでコントロールしきれてない状態でもなお使い続けて果たしてQOL(Quality Of Life)を向上できるのか、ってとこやねん。


手っ取り早いのは、診てくれてるお医者さんに「このままステロイドを使い続けて、悪化せずに根治できますか」って聞いてみることかな。


現代医療では風邪の原因すらわかってないし、根治療法もないし、そんなのわかったらノーベル賞モノだから。


薬は病気を治すものじゃなく、症状を抑えて原因を曇らせる


さてさて、前置きと思って話し始めたら本題くらいに長くなってしまったけど、この前提を踏まえた上でもやっぱり僕は「ステロイドは早めにやめたほうが良い」と主張させてもらおうと思う。


なぜなら、ステロイドでは病気は治らないから。


そもそも、アトピーやアレルギー言うところの痒みや炎症や湿疹ってのは、病気の結果であって原因ではないのよ。

もちろん風邪とかも同じなんだけど。


何か明確な原因が存在してて、その結果として様々な症状が起こって、時には死の危険すらある炎症も全部含まれるってこと。



何度でも言うよ。症状は結果


そして薬ってのは結果だけに対処するもの
(選択性のある抗菌薬は除く)


つまりステロイドは、原因の改善には何一つ作用しないどころか、さっき言ったように感染症やヒスタミン感受性とか、いろんな原因を複雑化してしまうっていうデメリットがある


ずーーーっと使えば使うほど根治が遠のいていって、原因もわかりづらくなっていく


そして最悪の場合は僕のように症状をコントロールできなくなってどんどん強い薬になっていって、お医者さんもお手上げ~~になる。


もうね、そうなったら大変やで。


早めに原因を探しておけばここまで複雑にならなかったものを、何十年も漫然と薬に頼り続けて、症状をごまかしごまかししてきたわけやから、その何十年分もの要素が絡みに絡んで、自分の体がどういう時に何に反応してどんな症状を出すかってのが全然わからなくなってしまってた。


んまぁ、そのおかげもあって、数年間をただひたすら勉強しまくっていろんな知識を得たり自分の体で西洋医学や民間療法や東洋医学でめぼしいものを実験しまくるっていう貴重な経験をしたし、それで重症化したり寛解したりって繰り返したことによって、ステロイド離脱やアレルギーのみならず「炎症の根本原因」の目星までつけれるようになったんだけど。

離脱症状の時期の人による違い


……また脱線しちゃったごめん。


で、ステロイドをやめた時に離脱症状(俗に言うリバウンド)が起こり始める時期だけど、ステロイドを使ってる状態で完全に症状をコントロールできてる人なら、中止後の2週間~1ヶ月くらいでけっこう浸出液が増えたり糜爛(びらん)=ジュクジュクになったりするはず。

一方で、ステロイドを使ってる段階ですでに効きが悪くなってたり症状をコントロールしきれてない人は、それね、もう始まってるよ。


どういうことかと言うと、リバウンドとは言っても「抑えてた症状が溢れ出す」って状態やから、薬を使ってる状態で症状をコントロールできてないってことは、すでに抑えきれずに溢れてるってことなのよ。


つまり、かなり根が深くなってるから、やめてすぐ大きなリバウンドは起こるし、症状も重篤になるし、期間も長引く。


そういう状態やと大体、順調にいって日常生活できるまでに3ヶ月~半年、長くて2年。


かなりつらい戦いになるはず。


自分ひとりではなかなか乗り越えるのがしんどい激しい戦いになるはずやから、当てはまる人は家族の理解を得て協力してもらえる環境を整えることを強くオススメするよ。


もし支えてくれる人が誰も居なくて、一人で乗り越えないといけないって状況の人は、僕が実際に手伝ったり生活のサポートしに行くから連絡してきなー。

脱ステ前に絶対やったほうがいいこと


最後に、ステロイドを中止するにあたって、まず最初に必ずやったほうが良いこと書いて終わる。


アレルゲンから完全に離れること。


血液検査でアレルギー調べて、吸入性と接触性のアレルゲンから完全に離れる。

食物性アレルゲンは、症状との因果関係はないからこの時点では一旦置いておいて(一番重要になってくるんだけど)、まずは吸い込んだり触れたりっていうハウスダストや花粉類や菌類などに絶対にさらされないような環境に身を置いてから、ステロイドを中止するならしたほうが良い。

額面上、完全にとか絶対にって書いてるけど、100%ってのは当然不可能なのはわかってる。要は意識の問題。

なんとしてもそういう環境に身を置くっていう意識が大切。意識改革しないと、脱ステを耐えるのはしんどいから。


築年数が少ない物件に一時的にでも引っ越して、絨毯やソファなど布製のものを置かず、衣服はユニクロでもGUでも良いから綿100%のものにして、毎日着替えて水洗いして、シャワーを1回5分で毎日して、散歩や筋トレできるならして、あとは廃人のように過ごす。

これが「基準」になる。

食べ物の話は超複雑だし人によって違うから、まずはこの基準を満たして、あとは満遍なく食事してみる。

あとは何も考えずにひたすら3ヶ月ほどこれを続けて、食事で悪い影響がなく感染症でもなければ、改善の兆しが見えてくる。




約束する。


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Posted by tkhtzzz