最近、めっちゃ人に頼ったりするようになって、なんか、今まで自分は人を何も信用してなかったんやなって思う。
全部自分で完結して、人に任せても頼っても良い結果になんかならない、逆に迷惑やと思われたり、恩を着せられたりするだけって、タカを括ってたというか。
返さないといけないような借りを絶対に作りたくない、みたいに思ってた。
もちろん、そう思うに至る悔しい経験がたくさんあったからやし、知人レベルの人ならそれも仕方ないけど、互いに友達って認識してる関係性ですら、そういうふうに思ってた気がする。
でも、思ってるほど身の回りの人間は薄情じゃないし、それどころか、見返りを求められることの方が少ないんかもって、思い始めて。
昔から「恩は3倍にして返したい」みたいな自分のポリシーが邪魔をして、その時々の自分じゃ何も返せる自信がなくて、だったら逆に最初から関わり自体を避ける、みたいな極端な傾向だった。
そもそも高機能自閉症とも言われるアスペルガーやから、大体自分の中でなんでも本当に納得するまで考え抜いて、論理的に間違いないとこまで突き詰められるのは一種の能力でもあるけど、現実的に一人ではできないことって絶対にあって、一人でできることでも時々の調子によって難易度って変わるやん??
一人でやるとすげぇ労力かかることも、背負う責任の量も、
「ほんまに良い関係性の人」
に頼ったりお願いしたら、ローリスクハイリターンになるんやなって、わかった。
でもそれを確かめるには、勇気を出して相手の善を信じて実際に頼ってみるしかなくて、その勇気を出すってのが、俺にとっての"自分の弱さと戦う"ってことなんやと、改めて実感した。
それに、頼られるとか甘えられる・お願いされるって、人によっては「信頼されてるんやな」って喜ばしく思えることでもあるもんな。
俺自身はずっとそういう人間やけど、自分がちょっと変わってる人間って自覚は昔からあったから、他の人のほとんどにとって頼られたりすることは負担になるんやと思ってた。
───そういう自閉的な部分と、それにより生じたかつてのたくさんの苦い経験も相まって、一朝一夕でこの傾向が一変するのは難しいけど、もう少しワガママに、周りを信じて、頼って、甘えていけたらなーと思う。
それで切れてしまう関係なら、それまでやしな。
もちろん、何も返せなくても感謝はしてるし、ありがとうを伝えるのは忘れへんよ。
一人称が迷子のたかひとでした。
またでbye☆