「ウソをつかれた💢」と怒り嘆き悲しむ前に、ほんとにウソか考えてみよう ~故意と過失の違い~

心の道しるべ

「嘘(ウソ)」という言葉の意味は「本心や真実と違うことを言う」こと

生きてりゃ、散々な目に遭う時もある。

約束を破られた経験は誰しもあるし、小さい約束も大きな約束もあるやろう。

家族との約束、友達との約束、仕事での約束、恋人との約束。

1日で守れる約束、数日後の予定合わせ、お金や物の貸し借りの約束、一生に関わる約束、レストランやサービスの予約も約束やんな。

そういった色々な約束がある中で、それらが破られた時に抱く気持ちとして、やっぱり「こんなはずじゃなかった」とか「言ってたことと違う」ってのが多いんちゃうかな。

でも、一度よく考えてみてほしい。

ウソというのは「本心や真実と違うことを言う」という意味。

自分の気持ちじゃないのに、自分の気持ちであるかの如く断言したり、100%じゃないようなことを「100%そうだ!」と言うのを「ウソ」という。

約束を破ることはウソではない

「相手を騙すために、真実じゃないことを言うウソ」が1つ目で、2つ目は「約束したけど後から言ってることが変わるウソ」やんな。

でも、この2つ目は実はウソではないねん。

よくありがちなケースでは、若い恋人同士の会話かなぁ。

付き合いたてで何も知らないうちから「ずっと一緒に居ようね」なんて、根拠もない未来を囁き合うやん。

もう、その言葉の重さが綿毛かと思うくらい、何度も何度も交わされ続けてふわっふわになっちゃってるやんな。

そして、そんな依存関係には大体遅かれ早かれ別れの時が来るから、その時に、

「ずっと一緒だって言ったのに!」

なんて修羅場を経験してしまうことになるわけだ。

僕自身、甘い言葉の囁き合いってのは本当に昔から嫌いで反吐が出るほど苦手やねんけど、そういう言葉を言うと相手が喜ぶし、自分もその瞬間の気持ちとしてはそう思ってるから、けっこう言い合ったりしてた。

これは私事になるけど、珍しく恋愛に現(うつつ)を抜かすと、いつも自分は「浮気される側」になっちゃうのね。

その原因とか理由はさておき、毎回毎回、やっぱりそれなりに凹むわけですよ。

いくら論理的で、合理的で、去る者追わずのスタンスでも、やっぱり、というかだからこそ、感情は人より深く強くて。

相手の、前と言ってることが違ったり一貫性がない言動や行動には、アスペルガーとしても感情(心)がかなり乱されてしまうし、長い時は数ヶ月くらい抜け殻になってしまう。

でも、見出しでも言った通り、後から言ってることが変わるってのは必ずしもウソとは言い切れないって気付いた時、とてもラクになってんな。

「その約束をした瞬間の気持ちは紛れもなく本心だった」って、わかるから。

最初から最後までウソをつき続けるって、実はとても難しくて、相当な労力やねん。

その先に、なんらかの大きなメリットがない限り、というか詐欺でもない限り、ウソをつき続けるのは圧倒的にリスクの方が多い。

完全犯罪が不可能に近いのと同じ

日常的なウソなんてそもそもほとんど得られるものがないし、詐欺として割り切ってやるにも、ハガネのメンタルがないと続けられない。

そう考えると、やっぱりラブラブ中のカップル達が囁き合う甘い言葉も、確かにその瞬間の(暫定の)本当の気持ち」ってこと。

信じる云々より、人って、全く心にもないことを言えるほど器用じゃないねん。

もし仮に、それを相手に察させずにできるのは、ある種の才能でもあるほど難しい。

だから、人間同士の愛情の話においては、確かに愛されていたことや、本心で甘い言葉や優しい言葉を言い合ってたその時間や気持ち自体が、確かに、何より幸せなことだったってのは、否定する必要はなくって。そういう経験が人生の財宝。

この目まぐるしい社会の中で、考え方が変わったり感情が変わったりするのはごく自然なことだから、そこを否定することは誰にもできないわけです。

そうとらえると、「その時は本当に約束を守りたい一心だったんだ」って、相手を許して受け容れて、感謝もできる大きな心を持てるんじゃないかな。

まとめ

冒頭にも書いた通り、社会には色んな約束があるけど、どの約束だって、破ることがウソではない。

最初から破るつもりの約束だけがウソなわけですよ。

何度も言うように、ウソってのは「思ってないのに思ってるように見せかける」ってこと。

つまり、約束をしたけど、その心がいつしか変わってしまったり、なんらかの事情があって約束を果たせなくなってしまった時に、心変わりを隠して逆に「それでも約束を守ろうとすること」の方が、ウソなのね。

日常的な、細々した予定合わせのウソとかに置き換えてみても、やっぱり「約束を守れなくなった」と面と向かって謝れるのは「正直で素直で、相手を信頼してないとできないこと」やねん。

それは相手が誰であろうと、サービスの契約のような事務的な約束であろうと、同じことで。

だから、ついつい「ウソつき!!」なんて怒ってしまいそうな時でも、本当に相手の言動や行動が「ウソなのかどうか」を判断できる冷静さと賢さを持たないと、

最終的には「ウソじゃないことをウソと決めつける自分」が最悪のウソつきになるって、肝に命じておきたいね。

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