入浴後の保湿はタオルドライやドライヤーの前にするのが鉄則!仕組みや詳しいやり方は?

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入浴後、水分が蒸発する時に皮膚は乾燥する

このブログでは、ステロイド離脱の時の皮膚を基準に書いてるけど、科学的には健康な人にも当然同じ方法が有効で、入浴後の保湿ケアとか有益かなと。

よく、入浴後の肌ケアで、化粧水や保湿クリームを塗る人は多いと思うけど、実はタイミングが少し違うだけでその効果には雲泥の差があるよ。

なにせ、濡れた皮膚から水分が蒸発する時にこそ、乾燥が進む。

そして、シャンプーやリンス、ボディソープは「乳化剤(界面活性剤)」だから、本来は混ざらないはずの油と水分を混ぜて、皮脂や油汚れを落とすことによって「綺麗になる」というカラクリ。

だけど、必要な皮脂までごっそり落としてしまうから、そのバリアが戻るまでに個体差はあれど丸一日、24時間ほどかかる。

その間、皮膚の常在菌のバランスが崩れやすくなって、ケガとかで傷があろうもんなら、黄色ブドウ球菌やマラセチアといった常在菌、ヒトパピローマウイルスとかに感染しやすい状態になってる。

その24時間でバリアが戻る時に、なるべく早く戻すにはやっぱり「乾燥させないこと」が重要になってくる。

水分が蒸発する前に油分でフタをする

「湿潤療法」として有名な夏目睦氏の著書を読んでいただくと一番よく理解してもらえるけど、傷が治る時は細胞が分裂することで治るわけで、その細胞が分裂するのも乾燥してるとうまくできない。

しかも、常在菌のバランスを戻すにも、良い菌も水分がないとうまく増えることができない。

※菌によって増えるスピードや増えやすい環境が違う

だから、入浴後に水分が蒸発する前に油分でフタをする必要が出てくるってこと。

そのためには、タオルで体や頭を拭く前に保湿をするのが鉄則。

個人的には、乳液も界面活性剤だからタイミングや量によってはよりその後の乾燥を招いてしまう可能性があって推奨はできないんだけど、それでも自分が好きで使ってる物があるならそれでいいと思う。

ただ、一番オススメというか、一切体に害がある原材料や添加物を使ってない保湿はやっぱり「白色ワセリン」(精製されたワセリン)の一択。

衛生のことも考えるとチューブタイプ一択。

ステロイド離脱中の人にはワセリンさえも刺激になるという説があるけど、眉唾。

保湿をして炎症が悪化するというのは、何かしらの細菌や真菌が大増殖してるか、免疫の排除反応としての炎症がひどすぎて、内側から湧き上がる炎症の妨げになってしまってる可能性が高い。(集めた情報としても、一番悪化していた頃の体感としても)

現に、今はワセリンを使っても荒れたり痒くなったりはしない。ということは、その期間中だけ別の何かが起きてるってこと。(これはまたの機会に)

何はともあれ、シャワーや入浴の後に、まだ髪も肌も濡れてる状態で、ドライヤーもタオルドライもする前に、まずその白色ワセリンを、皮膚をコーティングするように薄く全身に塗りたくるのが重要。

あまり厚塗りしすぎると、当然、ベッタベタになって服とかにも付いてうっとうしいから、うす~く全体に塗り伸ばすのが吉。

そこから、水分をタオルに吸い込ませるように抑えて拭いて、ドライヤーする。

ワセリンをこそいでしまわないように注意しながら。

ワセリンの分子量はせいぜい200程度だから、水分は通り抜けるし、こすらなくてもうまく拭き取れる。

まとめ

余計なことはしない。ワセリンのみでスキンケアはできる。

タイミングが大切。

肌が乾燥したり炎症を起こすのは、自分の体の問題。

外から何をしても対処でしかなく、解決にはならない。

足すより引く。

今回紹介した方法を1週間ほど続ければ、食事や運動や住環境など他に肌が荒れるような要因さえなければ、かなり潤った皮膚になるし、傷や炎症も治りがかなり早くなる。

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